教員紹介 | |
イタヤマ アキラ
Itayama Akira
板山 昂 所属 心理学部 心理学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2021/10/23 |
発表テーマ | 犯罪者イメージと再犯に関する情報、年齢が出所者⽀援への肯定的態度に及ぼす影響 |
会議名 | 法と心理学会第22回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
開催期間 | 2021/10/23~2021/10/24 |
概要 | 矯正施設や受刑者および刑務所出所者に対する固定化されたイメージが、刑務所出所者を社会の⼀員と
して受け⼊れ問題解決を図る(社会的包摂)ことを妨げる⼀因として指摘されている(e.g., 上 瀬,2016)。上瀬ら(e.g., 上瀬ら,2017)による PFI 刑務所に関する意識調査の結果、施設に対する様々な 形の接触(e.g., メディアを通じての間接的情報接触、⾒学会などの直接的接触)が多い⼈ほど、施設への 抵抗感が低く、また出所者に対する態度も受容的であった。さらに、上瀬(2017)では、受刑者情報を提⽰ した場合、PFI 刑務所出所者に対する⼼理的距離が近く、刑務所に対する信頼が刑務所出所者⼀般に対す る受容的態度を促進させた。これらのことから、刑務所出所者の社会的包摂のために、刑務所施設全体の 信頼感を⾼めることの重要性と矯正システムに関する広報の有効性を指摘している。本研究では、犯罪者 に対するイメージおよび再犯の実情等の情報提⽰が出所者⽀援への肯定的態度に及ぼす影響とその年齢差 を検討した。 |