ヤマダ カズヤ   Kazuya.YAMADA
山田 一哉

  • 所属   松本大学大学院  健康科学研究科 健康科学専攻
  •    松本大学  人間健康学部 健康栄養学科
  • 職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1998/09
形態種別 総説・解説(学術雑誌)
査読 査読あり
招待論文 招待あり
標題 炭水化物による遺伝子発現制御Ⅱピルビン酸キナーゼとインスリン遺伝子について.(総説)
執筆形態 共著
掲載誌名 日本農芸化学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 72,1063-1066頁
著者・共著者 山田一哉、野口民夫
概要 高等動物の多くの細胞では、グルコースはグルコーストランスポーターにより細胞内に取り込まれて解糖系で代謝され、細胞が種々の生命現象を営むために必要なエネルギー分子であるATPに変換される。しかしながら、生体の血糖維持に重要な役割を果たしている組織である肝臓、膵臓などを構成している細胞では、グルコースは単にエネルギーに変換されるだけでなく、血糖調節ホルモンや糖質および脂質代謝に関わる酵素遺伝子の発現を正または負に制御することにより個体の恒常性の維持に寄与している。一般的に、遺伝子の発現は1)転写レベル2)転写後レベル3)翻訳レベル4)翻訳後レベルで調節されるが、グルコースを含む炭水化物も種々のレベルでの調節に関与していることが示唆されている。ここでは、おもに解糖系の酵素であり肝および膵ベータ細胞で発現が認められるラットL型ピルビン酸キナーゼアイソザイム(LPK)遺伝子と膵β細胞で発現が認められるラットインスリンⅠ遺伝子について、グルコースによる転写促進機構について論じた。担当部分:本論文は総説で、共同執筆につき本人担当部分抽出不可能。草稿の大部分を記述した。

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