カワノ フミノリ
Fuminori.KAWANO
河野 史倫
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2002 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Afferent input-associated reduction of muscle activity in microgravity environment. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Neuroscience |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 114,pp.1133-1138 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | Kawano F, Nomura T, Ishihara A, Nonaka I, Ohira Y |
概要 | パラボリックフライト中の後肢筋活動および運動神経と感覚神経の活動をラットを用いて記録した。微小重力下ではヒラメ筋活動が消失した。腓腹筋においても活動量低下が見られたが、ヒラメ筋ほどの変化ではなかった。前脛骨筋は逆に、微小重力下において活動増加する傾向が見られた。ヒラメ筋を支配する運動ニューロンは脊髄第5腰髄に分布しており、それに由来する感覚神経活動も同時に記録した結果、ヒラメ筋活動と同様に微小重力下において活動低下した。また、ラットの足関節は微小重力下では約160°に伸展しており、ヒラメ筋長の有意な短縮が起こっていることが予備実験の結果から分かった。以上の結果から、重力下においてヒラメ筋の持続的に活動しており、微小重力曝露に対して特に活動低下しやすいため、宇宙飛行中は選択的に筋萎縮が誘発されると考えられる。 |