ヤマダ カズヤ   Kazuya.YAMADA
山田 一哉

  • 所属   松本大学大学院  健康科学研究科 健康科学専攻
  •    松本大学  人間健康学部 健康栄養学科
  • 職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2016/04
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 5-aminoimidazole-4-carboxyamide-1-β-D-ribofranoside stimulates the rat enhancer of split- and hairy-related protein-2 gene via atypical protein kinase C lambda.
執筆形態 共著
掲載誌名 Journal of Biochemistry
掲載区分国内
巻・号・頁 159,pp.429-436
担当区分 最終著者,責任著者
著者・共著者 Komatsu Y, Yanagisawa Y, Moriizumi M, Tsuchiya Y, Yokouchi H, Otsuka H, Aoyagi M, Tsukada A, Kanai Y, Haneishi A, Takagi K, Asano K, Ono M, Tanaka T, Tomita K, and Yamada K
概要 5-アミノイミダゾール-4-カルボキシアミド-1-β-D-リボフラノシド(AICAR)は、5'-AMP活性化タンパク質キナーゼ(AMPK)の化学的活性化剤である。肝臓では、AICARはホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)遺伝子の発現を抑制する。ラットSHARP-2はインスリン誘導性転写抑制因子であり、標的はPEPCK遺伝子である。本研究では、SHARP-2遺伝子発現がAICARによって調節されるかどうかを検討した。 AICARは、H4IIE細胞においてSHARP-2 mRNA量を増加させた。 AMPK阻害剤はAICAR誘導に影響を及ぼさなかったが、ホスホイノシチド3-キナーゼ(PI3-K)およびプロテインキナーゼC(PKC)の阻害剤はAICARの効果を完全に減少させた。ウエスタンブロット分析は、AICARが非定型PKCラムダ(aPKCλ)を活性化することを示した。さらに、aPKCλのドミナントネガティブ型の発現により、AICARによるSHARP-2 mRNAレベルの誘導が阻害された。さらに、AICAR誘導は、転写阻害剤またはタンパク質合成阻害剤による処理によって阻害された。従って、SHARP-2遺伝子のAICARによる発現誘導がPI 3 -K /aPKCλ経路を介し転写レベルで仲介されると結論した。担当部分:研究の全般を指導した。

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