ヤマダ カズヤ
Kazuya.YAMADA
山田 一哉
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 総説・解説(商業誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | インスリン誘導性時計遺伝子 SHARP ファミリーの発現調節機構.(総説) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | New Food Industry |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 59,1-10頁 |
担当区分 | 最終著者,責任著者 |
著者・共著者 | 塚田晃子、高木勝広、浅野公介、山田一哉 |
概要 | わが国の糖尿病患者およびその予備軍は約 2,050 万人にも達し,糖尿病は今や国民病とも言われている。糖尿病のうち 95% 以上は 2 型糖尿病である。その原因は,遺伝的素因に加えて生活習慣の悪化に伴う肥満から生じるインスリン抵抗性であり,この状態が長期にわたることで糖尿病が発症する。私どもは,肝臓において,高炭水化物摂食後にインスリンによって誘導される転写因子 SHARP ファミリー ( SHARP-1 および SHARP-2 ) を同定し,これらが血糖低下に関与する重要な転写因子であることを明らかにしている。また,SHARP ファミリーは,時計遺伝子の一つであることが報告されている。したがって,2 型糖尿病の発症には,概日リズムを刻む体内の生物時計の機能障害が密に関連している可能性が考えられる。概日リズムを有する時計遺伝子の発現調節メカニズム,および時計遺伝子が糖代謝調節に関与するメカニズムを明らかにできれば,2 型糖尿病の発症およびその予防に大きく貢献できると思われる。
本稿では,SHARP ファミリー遺伝子の詳細な発現調節メカニズムについて論述した。担当部分:本論文は総説で、共同執筆につき本人担当部分抽出不可能。 |