タカギ カツヒロ
Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | Genistein stimulates the insulin-signaling pathway. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Frontiers in Bioscience |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | E3,1534-1540頁 |
担当範囲 | 研究における部分的な指導者 |
著者・共著者 | Ayumi Haneishi, KatsuhiroTakagi, Kosuke Asano, Soichiro Nakamura, Norio Kagawa, Kazuya Yamada |
概要 | 大豆イソフラボンであるゲニステインがインスリン誘導性転写因子である SHARP-2 遺伝子の発現に影響を与えるか検討した結果、インスリンと同様 2 時間と非常に早期に誘導された。次に、ゲニステインによる SHARP-2 遺伝子発現の誘導が、インスリンと同様、PI 3-K 経路を介しているかどうかについて検討した。H4IIE 細胞に、PI 3-K 経路の阻害剤である LY294002 で処理を行い、ゲニステインで2時間処理を行ったところ、ゲニステインによる SHARP-2 mRNA の誘導は LY294002 処理では抑制されなかった。したがって、ゲニステインによる SHARP-2 遺伝子の発現は、PI 3-K 以外の経路が関与していることが明らかとなった。さらに、各種シグナル伝達経路の阻害剤を用いて、ゲニステインによる SHARP-2 遺伝子の発現誘導経路の解析を行ったところ、PKC の阻害剤であるStaurosporine および Ro 31-8220、ならびにDNA 依存性 RNA ポリメラーゼの阻害剤である actinomycin D でSHARP-2 mRNA の誘導が阻害された。以上の結果から、ゲニステインは、PKC 活性を介して転写レベルで SHARP-2 遺伝子の発現を誘導する可能性が示唆された。 |