タカギ カツヒロ
Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | (−)-Epigallocatechin-3-gallate Enhances the Expression of an Insulin-Inducible Transcription Factor Gene via a Phosphoinositide 3-Kinase/Atypical Protein Kinase C Lambda Pathway |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J. Agric. Food Chem |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 59(24),13360-13364頁 |
著者・共著者 | Asano, K., Takagi, K., Haneishi, A., Yamamoto, T., Tanaka, T., Noguchi, T., Nakamura, S., and Yamada, K. |
概要 | SHARP-1 はインスリン誘導性転写抑制因子である。本研究では、緑茶ポリフェノールの EGCG が SHARP-1 遺伝子の発現を誘導するかどうかについて、並びに、その誘導に関与するシグナル伝達経路の同定を行った。H4IIE 細胞が EGCG で処理されたとき、SHARP-1 mRNA 量は急激に増大した。PI 3-K や PKC の阻害剤で前処理したところ、EGCG による誘導は部分的に阻害された。aPKCλは肝臓で、PI 3-K の下流の標的分子であることが知られている。ドミナントネガティブ変異型 aPKCλを発現させたところ、EGCG による SHARP-1 mRNA の誘導は抑制された。ウエスタンブロット解析により、EGCG が急激かつ一過的に aPKCλ のリン酸化を促進することが明らかになった。したがって、EGCG は PI 3-K/ aPKCλ シグナル伝達経路を介して、SHARP-1 遺伝子を誘導すると結論した。
担当部分:研究における部分的な指導者 |