カワノ フミノリ
Fuminori.KAWANO
河野 史倫
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Prenatal myonuclei play a crucial role for skeletal muscle hypertrophy in rodents. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Am J Physiol Cell Physiol |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 312,C233-C243頁 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | Kawano F, Ono Y, Fujita R, Watanabe A, Masuzawa R, Shibata K, Hasegawa S, Nakata K, Nakai N |
概要 | 筋損傷後に再生した筋線維の肥大応答性変化をラットを用いて調べた。ヒラメ筋を損傷させ8週間の再生期間後、過負荷を与え筋肥大を誘発したが、再生筋線維は肥大しなかった。IGF-1受容体遺伝子発現は、通常過負荷により発現増加するが、再生筋では増加応答が起こらなかった。再生筋ではIGF-1受容体遺伝子座におけるアセチル化ヒストン分布の減少も認められた。成熟した筋線維には胎児期に融合した筋核が残っていたが、再生筋線維では胎児筋核が喪失していることを確認した。さらに、筋損傷後に新生児筋由来の細胞を移植した場合、肥大応答性だけでなくIGF-1受容体遺伝子のエピゲノムや転写応答性が改善した。以上の結果から、胎児筋核の維持が筋線維の肥大応答性に重要な役割を果たすことが示唆された。 |
DOI | 10.1152/ajpcell.00151.2016 |