ヤマモト カオル
Kaoru.YAMAMOTO
山本 薫
- 所属 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 准教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 自重を用いたレジスタンストレーニングが高齢者の歩行能力に及ぼす影響
~健康寿命延伸を目指して~ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 沖縄県公衆衛生学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (44,45) |
担当範囲 | 【共同研究につき担当部分抽出不可能】 |
著者・共著者 | 山城祐介、山本薫、小川寿美子 |
概要 | 我々はレジスタンス運動の影響を日常生活で重要な歩行能力により評価することを試みた。そこで本研究は、誰もが手軽に実施しやすい自重を負荷として用い、週4回12週間のレジスタンストレーニングが前期高齢女性の筋力および歩行能力にどの様な影響をもたらすか明らかにする事を目的とした。
対象者は、運動習慣が無く文化系のサークル活動をしている健常な前期高齢女性12名とした。年齢は66±1歳(65歳~69歳)、参加者はランダムにトレーニング(TR)群とコントロール(CO)群の2群に分けた。対象者には、レジスタンストレーニングを実施するにあたって得られる効果と予測される危険性およびトレーニング開始後も途中で中止できる事等を口頭説明した上で、書面にて同意が得られた方のみトレーニングに参加した。 TR群はトレーニング後に全ての項目で有意な改善を示した。特に日常生活活動能力を示す6分間歩行距離は歩行トレーニングをしていないにも関わらずコントロール群と比較して有意に改善した。この結果は、運動習慣のない前期高齢女性において、週4回12週間の自重を用いたレジスタンストレーニングが歩行能力の向上に影響を及ぼし得る事を示唆している。 |