ムロヤ シン
Shin.MUROYA
室谷 心
- 所属 松本大学大学院 総合経営研究科 総合経営専攻
- 松本大学 総合経営学部 総合経営学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/11 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 第48回衆議院議員総選挙(2017)におけるツイッターの解析
―――― 選挙におけるツイッターの解析Ⅱ ―――― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 松本大学教育総合研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 松本大学 |
巻・号・頁 | (2),63-77頁 |
概要 | 本論文では、2017年10月に行われた衆議院選挙に際してつぶやかれたツイッターを集めて統計的に処理し、その特徴を議論した。さらに、計量テキスト分析ツールKH Coderを用いて共起ネットワークグラフを作成し、政党ごとのツイッターでの特徴的な話題を議論した。
時系列については投票前日のピークはお昼ごろにあり、立憲民主党が野党第一党になりそうであることや、総理大臣指名投票で共産党が枝野氏に投票する報道などが話題になっている。 特徴的なキーワードに関しては、自民党関連で「共謀罪」、立憲民主党関連で「改憲阻止」が現れているくらいで、選挙の争点となったなる単語は見当たらない。希望の党はキーワードが見当たらず、ブームを作り損ねた様子が見られる。首相は「国難突破解散」と打ち上げたが、頻出単語の中には見当たらなかった。 特徴的な書き込み手であるが、スクリーン名ごとの書き込み回数分布で見る限り、異常に饒舌な参加者はいない。総ツイート数と合わせて考慮すれば、ツイートというのは本当に大勢の人が参加してつぶやいているシステムであるということが確認できた。 |