ヤマモト カオル
Kaoru.YAMAMOTO
山本 薫
- 所属 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 准教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Does degree of alteration in effort sense caused by eccentric exercise significantly affect initial exercise hyperpnea in humans? |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Journal of Physiological Anthropology.35:18 |
掲載区分 | 国外 |
著者・共著者 | Norio Hotta, Kaoru Yamamoto, Hisayoshi Ogata, Patrick Maher, Naoya Okumura and Koji Ishida |
概要 | 本研究の目的は、ECCによって引き起こされた努力感の変化の程度が運動時過換気に影響を与えるかどうかを明らかにすることである。
被験者10人は、リストバンド式重量を付けて20秒間の片腕伸展-屈曲運動を行い、運動前(Pre)、ECCの2日後(D2)に換気応答を測定した。Preでの相対的運動強度は、Pre最大随意収縮(MVC)の5%で、一方 D2での相対的運動強度は、筋力の低下によりD2の9%MVCであった。換気応答は努力感の有意な上昇に伴ってD2で有意に誇張された。Preでの相対的運動強度(D2の5%MVC)にマッチさせるため手首の重りを減算させたD2での運動中、努力感は有意に減少したものの、換気応答がまだPreのそれよりも有意に高かった。ECC後の筋損傷が消失した後、被験者は重量追加(Preの9%MVC)と共に同じ運動を行い、その努力感がD2のそれと一致するように均等化されたが、換気応答の有意な増加は認められなかった。 ECC誘発性神経-筋機能不全に起因する努力感の変化量は、ECC後の運動の開始時換気応答に影響を与えなかったという事実は、ECC後の換気応答の誇張がセントラルコマンドの変化以外のメカニズムによって引き起こされていることを示唆しているかもしれない。 |