カワノ フミノリ
Fuminori.KAWANO
河野 史倫
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2015/11 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Differences in histone modifications between slow- and fast-twitch muscle of adult rats and following overload, denervation or valproic acid administration. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J Appl Physiol |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 119,pp.1042-1052 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | Kawano F, Nimura K, Ishino S, Nakai N, Nakata K, Ohira Y |
概要 | 遅筋と速筋におけるヒストン修飾の違いをラットを用いて調べた。速筋(足底筋)では高発現する遺伝子座において顕著な活性型ヒストン修飾(H3K4me3、アセチル化)分布が認められたが、遅筋(ヒラメ筋)では遺伝子発現と活性型ヒストン修飾に相関がなかった。足底筋の活動量を増加させた場合、遅筋特有の遺伝子が発現増加したが、これらの遺伝子座ではアセチル化ヒストンの分布は有意に低下した。バルプロ酸投与により強制的にヒストンアセチル化を誘導した場合、速筋ではヌクレオソームを形成するヒストンにもアセチル化が顕著に誘導されたが、遅筋ではminorだった。以上の結果から、遅筋はヒストン修飾を受けにくいエピゲノム特性を有しており、このような特性は筋活動の増大によって引き起こされることが示唆された。 |
DOI | 10.1152/japplphysiol.00289.2015 |