フクシマ トモコ
Tomoko FUKUSHIMA
福島 智子
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/07 |
形態種別 | 単行本(学術書) |
標題 | ホスピス『先端医療の社会学』 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 世界思想社 |
巻・号・頁 | 135-155頁 |
著者・共著者 | 佐藤純一、土屋貴志、黒田浩一郎編 |
概要 | ホスピス緩和ケアの具体的方針とそれを支える理念に注目し、ホスピス運動の展開に伴って徐々に変化してきたホスピスを取り巻く状況を記述しながら、ホスピスの「先端性」とその持続および変容について検討した。痛みの緩和に照準する緩和ケアとの相互作用を経て、当初のホスピスの理念である「延命治療の否定」という側面は希薄化した。積極的な治療との併用が可能となれば、英米におけるホスピスの発展を結果的に促したホスピスの優れた経済性という先端性も、今後さらに希薄化していくと考えられる。その一方で、ホスピスの理念を徹底させること、あるいはその理念がホスピス以外の医療領域にも普及することで、その先端性の変容が迫られるという事態を指摘した。 |