タカギ カツヒロ
Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | Insulin stimulates the expression of the SHARP-1 gene via multiple signaling pathways. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Horm. Metab. Res. |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 46,397-403頁 |
担当範囲 | 研究の遂行者および執筆者 |
著者・共著者 | Takagi, K., Asano, K., Haneishi, A., Ono, M., Komatsu, Y., Yamamoto, T., Tanaka, T., Ueno, H., Ogawa, W., Tomita, K., Noguchi, T., and Yamada, K. |
概要 | 本研究では、インスリンによる SHARP-1 遺伝子の発現誘導について検討するとともに、その発現誘導機構の解明を目的とした。H4IIE 細胞をインスリン処理した後、細胞内における SHARP-1 m-RNA の発現量を測定した。その結果、SHARP-1 mRNA はインスリンにより早期に誘導されることが明らかになった。つぎに、シグナル伝達経路を同定するために各種酵素の阻害剤で処理した。その結果、インスリンによる SHARP-1 遺伝子の発現誘導は、 PI 3-K - aPKCλ 経路を介していること、PI 3-K からその一部が Rac1 - JNK という経路を介していることが示された。さらにSHARP-1 の標的遺伝子を解析するために、SHARP-1 を強発現した条件下で、各酵素遺伝子のプロモーター活性を比較した。その結果、SHARP-1は糖新生系酵素であるPEPCK 遺伝子のプロモーター活性を特異的に低下させた。以上より、誘導された SHARP-1 が糖新生系酵素のPEPCK 遺伝子の発現を抑制することが明らかとなった。 |