タカギ カツヒロ
Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014 |
形態種別 | 総説・解説(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 腸内細菌代謝産物によるインスリン誘導性遺伝子の発現制御 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | New Food Industry |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 56(3),57-65頁 |
著者・共著者 | 羽石歩美、髙木勝広、浅野公介、山田一哉 |
概要 | 生活習慣病の1種である糖尿病の患者数とその予備軍の増加は、日本はもとより世界各国で問題となっている。糖尿病は、生体内で唯一の血糖低下ホルモンであるインスリンの作用不足により生じる。私どもは、インスリンにより肝臓で発現が誘導され、血糖上昇に関わる糖新生系酵素であるホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ遺伝子の発現を低下させる転写因子として SHARP-2 を同定した。一方、近年、糖尿病を含めて腸内細菌と健康・疾患の関連性が話題となっているが、私どもは、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインの腸内細菌代謝産物である(S)-エクオールが、SHARP-2 遺伝子の発現を増加させることを見いだした。この論文で(S)-エクオールによる SHARP-2 遺伝子の発現誘導とその作用メカニズムについて紹介する。
担当部分:研究における部分的な指導者 |