タカギ カツヒロ
Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/01 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | An insulin-inducible transcription factor, SHARP-1, represses transcription
of the SIRT1 longevity gene. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Biochemistry and Biophysics Reports |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 22(100743),1-6頁 |
総ページ数 | 6 |
担当範囲 | 研究における部分的な指導者 |
著者・共著者 | Kosuke Asano, Akiko Tsukada, Katsuhiro Takagi, Kazuya Yamada |
概要 | ラット肝において、インスリン誘導性転写因子 SHARP-1 は糖新生系酵素 PEPCK 遺伝子の転写を抑制することが報告されている。一方、NAD+ 依存性脱アセチル化酵素サーチュイン (SIRT) は、絶食のラット肝において、PEPCK 遺伝子の発現を誘導する。肝臓における PEPCK 遺伝子の発現に対して SHARP-1 と SIRT1 の作用が拮抗するため、両者の遺伝子の発現に相関関係があるかどうかを検討した。SIRT1 阻害剤により SHARP-1 mRNA の発現が増加し、SIRT1 活性化剤により、SHARP-1 mRNA の発現が低下した。ルシフェラーゼレポータアッセイにより、SHARP-1 は SIRT1 遺伝子の -183 から -105 の領域に存在する E box 配列 (5’-CACGTG-3’) に結合して、SIRT1 遺伝子の転写活性を抑制していることが明らかになった。本研究により、SIRT1 と SHARP-1 が互いの遺伝子発現を阻害することで肝グルコース代謝を調節することが示唆された。 |