ヤマダ カズヤ
Kazuya.YAMADA
山田 一哉
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1996/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Relationship between the concentrations of glycolytic intermediates and expression of the L-type pyruvate kinase gene in cultured hepatocytes. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Journal of Biochemistry |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 119,pp.162-166 |
著者・共著者 | Kang R, Yamada K, Tanaka T, Lu T, and Noguchi T |
概要 | グルコースやフルクトースによる L 型ピルビン酸キナーゼ (L-PK) 遺伝子の発現調節には、解糖系の中間代謝産物が重要であることを明らかにしている。本研究では、初代培養肝細胞の種々の培養条件下での L-PK mRNA 量と解糖系代謝産物量との関係について検討した。L-PK mRNA 量が増大する条件下で、3-ホスホグリセリン酸とホスホエノールピルビン酸量のみが有意に増加した。非代謝性グルコース誘導体のデオキシグルコースの添加により生じるデオキシグルコース-6-リン酸の著しい蓄積は、L-PK mRNA の量的増大を伴わなかったため、L-PK 遺伝子発現に重要であると報告されたグルコース-6-リン酸量は、無関係であると考えた。加えて、L-PK 遺伝子のプロモーター活性が促進されるという他の報告とは反対に、グルコースの存在下での低濃度のフルクトースの添加は、L-PK mRNA の誘導も代謝産物の蓄積も生じなかった。かくて、3-ホスホグリセリン酸とホスホエノールピルビン酸が、L-PK 遺伝子発現の炭水化物による調節に関与していると結論した。担当部分:研究を部分的に指導した。 |