ヤマダ カズヤ
Kazuya.YAMADA
山田 一哉
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1999/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | cDNA cloning and expression of rat homeobox gene, Hex and functional characterization of the protein. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Biochemical Journal |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 339,pp.111-117 |
著者・共著者 | Tanaka T, Inazu T, Yamada K, Myint Z, Keng VW, Inoue Y, Taniguchi N, and Noguchi T |
概要 | ホメオボックスタンパク質であるHexのラットcDNAを2個単離し、ラット肝臓や種々の細胞での発現やタンパク質の機能を解析した。HexmRNA量は、高炭水化物食摂取ラットの肝や再生肝ではわずかに増加した。成熟肝細胞や分化型肝癌細胞ではHexの発現は認められたが、未分化型肝癌細胞では検出されなかった。HexmRNAはまた15日目の胎仔肝でも検出され、F9細胞では臓側内胚葉への分化に伴って増加した。この増加はαfetoprotein mRNAの上昇に先行して生じた。GAL4DNA結合ドメインとHexが融合タンパク質を形成するようにした発現ベクターとGAL4結合部位をもつルシフェラーゼレポーターをHepG2細胞にトランスフェクトしたところ、ルシフェラーゼ活性は濃度依存的に、またGAL4結合部位依存的に減少した。Hexの活性抑制はホメオドメインを必要とせず、N末端領域のアミノ酸残基45から136までの領域を必要とした。ホメオドメインはDNA結合に関与した。これらの結果は、Hexが転写抑制因子として機能することを示すとともに、肝細胞の分化や分化状態の維持に関与することを示唆した。担当部分:研究全体を指導した。 |