カワノ フミノリ
Fuminori.KAWANO
河野 史倫
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2012 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Regional neural activation defines a gateway for autoreactive T cells to cross the blood-brain barrier. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Cell |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 148,pp.447-457 |
著者・共著者 | Arima Y, Harada M, Kamimura D, Park JH, Kawano F, Yull FE, Kawamoto T, Iwakura Y, Betz UAK, Márquez G, Blackwell TS, Ohira Y, Hirano T, Murakami M |
概要 | 多発性硬化症では病原性T細胞が中枢神経に浸潤し神経変性を引き起こす。抹消における骨格筋活動がどのように病原細胞の血液脳関門突破を誘導ずるのかマウスを用いて調べた。マウスに病原性T細胞を静注すると脊髄第5腰椎に病巣形成したが、後肢懸垂により筋不活動にすると病巣形成は起こらなかった。後肢筋由来の感覚神経を切除した場合も病巣形成は起こらなかった。後肢懸垂中に後肢筋を電気刺激した場合、病巣形成は再び惹起された。このような現象はケモカインCCL20依存的であることも分かった。以上の結果から、筋活動が中枢神経における血管内皮からのケモカイン分泌を誘導し病原性細胞の血液脳関門突破が起こる”ゲートウェイ反射”を導き出した。 |