ヤマダ カズヤ
Kazuya.YAMADA
山田 一哉
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2000/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Homeobox gene Hex is essential for onset of mouse embryonic liver development and differentiation of the monocyte lineage. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Biochemical and Biophysical Research Communications |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 276,pp.1155-1161 |
著者・共著者 | Keng VW, Yagi H, Ikawa M, Nagano T, Myint Z, Yamada K, Tanaka T, Sato A, Muramatsu I, Okabe M, Sato M, and Noguchi T |
概要 | マウスHex遺伝子を破壊すると、実質的な肝形成ができないため胎生10.5日目頃に胎生致死に至った。Hex+/-マウスでのアルブミンの発現は胎生8.5日で検出されたが、Hex-/-マウスでは検出されなかった。Hex-/-胚では、胎生9.5日目における肝臓原基の形成の代わりに肝臓様カプセル構造が見いだされた。ホモミュータントの肝臓では、肝細胞は認められず、アポトーシスを起こしている細胞もみられなかった。肝細胞分化への関与が示唆されている転写因子(HNF3β, Hnf6,Hnf4α, Hnf1α)の発現は、ホモミュータントの肝臓のカプセルや内部マトリクス様構造に限局していた。ホモミュータント胚では、また単球への分化が損なわれていたが、赤血球への分化には影響しなかった。これらの結果は、肝内胚葉に分化する前駆細胞や単球への分化においてHexが必須の役割を果たすことを示した。担当部分:研究全体の遂行について、補佐的な役割を果たした。 |