ヤマダ カズヤ   Kazuya.YAMADA
山田 一哉

  • 所属   松本大学大学院  健康科学研究科 健康科学専攻
  •    松本大学  人間健康学部 健康栄養学科
  • 職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2001/06
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 Isolation and characterization of vascular smooth muscle cell growth promoting factor from bovine ovarian follicular fluid, and its cDNA cloning from bovine and human ovary.
執筆形態 共著
掲載誌名 Archives of Biochemistry and Biophysics
掲載区分国外
巻・号・頁 390,pp.93-100
著者・共著者 Miyamoto K, Morishita Y, Yamazaki M, Minamino N, Kangawa K, Mizutani T, Yamada K, and Minegishi T
概要 血管平滑筋細胞増殖活性を有するタンパク質(VSGP)を、ウシ卵巣卵胞液中から精製した。精製タンパク質は、SDS-PAGE 上では 90-100 kDa の分子量を示した。精製タンパク質の N-末端や内部のアミノ酸配列の決定を行い、対応するアミノ酸配列をもとに、ウシ卵巣 cDNA ライブラリーをスクリーニングしたところ、いくつかのクローンが得られた。ウシ VSGP cDNA は、2421-bp のオープンリーディングフレームを持ち、807 アミノ酸残基から構成されることが明らかになった。データベース検索により、VSGP はラット F-spondin に相当するタンパク質であることが明らかになった。ノーザンブロット解析の結果から、VSGP mRNA は胎児から成体のヒト組織において普遍的に発現していることが明らかになった。特に、その発現は、ヒト卵巣において高かった。精製 VSGP は、ED50=10 nM で、血管平滑筋細胞増殖活性を示した。したがって、VSGP は、卵巣における血管平滑筋細胞増殖に関わる主要因子であると結論した。担当部分:研究全体の遂行について、補佐的な役割を果たした。

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