サワガキ キョウジュン
Kyojun.SAWAGAKI
澤柿 教淳
- 所属 松本大学 教育学部 学校教育学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 教材の発展がコンフリクトの自立的生成に及ぼす影響
-第4学年理科「水の温まり方・冷え方」の実践を通して- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 教材学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本教材学会 |
巻・号・頁 | 31,19-28頁 |
総ページ数 | 10月 |
概要 | 本研究では,小学校理科の対話的な問題解決シーンの具現化に向けて開発された教材が,実際の授業場面でどのように発展し,それがコンフリクトの自立的生成過程にどのような影響を及ぼすかについて実践的に検証した。その結果、「シンプルな構造」、「マルチプルな構造」、「フレキシブルな構造」等の5つの役割と3つの構造の発展過程が認められ、それを「小学校理科の対話的な問題解決シーンにおける教材の発展過程」としてまとめた。さらに,教材の役割と構造の発展が,コンフリクトの自立的生成過程に及ぼす影響として,次の3つを示した。i) コンフリクトの生成準備、ii) コンフリクトの自立的生成とその自覚化、iii) コンフリクトの解消 一方で,教師の役割や学習者の思考の道筋との相互作用についてより明確にしていくという課題が残った。 |