ヤマダ カズヤ
Kazuya.YAMADA
山田 一哉
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2009/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | ZHX2 and ZHX3 repress cancer markers in normal hepatocytes. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Frontiers in Bioscience |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 14,pp.3724-3732 |
著者・共著者 | Yamada K, Ogata-Kawata H, Matsuura K, Kagawa N, Takagi K, Asano K, Haneishi A, and Miyamoto K |
概要 | ZHX2 および ZHX3 は、zinc-finger とホメオボックスを有する転写抑制因子 ZHX ファミリーのメンバーである。肝細胞における ZHX ファミリーの転写抑制能や肝癌発生への関与を検討した。ラット肝癌細胞 dRLh-84 細胞において、ZHX2 および ZHX3 の発現レベルは、ラット単離肝細胞よりもかなり低かった。PKM や HKII 遺伝子のプロモーター領域を利用したレポーター遺伝子解析により、ZHX3 が、PKM および HKII 遺伝子プロモーターからのレポータールシフェラーゼ遺伝子の転写を抑制すること、ZHX2 は、HKII 遺伝子プロモーター依存的転写のみを抑制することが明らかになった。加えて、肝癌細胞マーカーである alpha-fetoprotein のプロモーター活性は、HLE 肝癌細胞において、容量依存的様式で、ZHX2 の発現により抑制された。私どもは、ZHX2 および ZHX3 が、正常肝細胞での肝癌細胞マーカーの転写抑制に関与していると結論するとともに、ZHX2 and/or ZHX3 発現の低下が、肝癌発生に重要な役割を果たすかも知れないことを示唆した。担当部分:研究全体を主導的に行った。 |