ヤマダ カズヤ   Kazuya.YAMADA
山田 一哉

  • 所属   松本大学大学院  健康科学研究科 健康科学専攻
  •    松本大学  人間健康学部 健康栄養学科
  • 職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2011/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 (-)-Epigallocatechin-3-gallate enhances the expression of an insulin-inducible transcription factor gene via a phosphoinositide 3-kinase/ atypical protein kinase C lambda pathway.
執筆形態 共著
掲載誌名 Journal of Agriculture and Food Chemistry
掲載区分国外
巻・号・頁 59,pp.13360-13364
著者・共著者 Asano K, Takagi K, Haneishi A, Yamamoto T, Tanaka T, Noguchi T, Nakamura S, and Yamada K
概要 SHARP-1 はインスリン誘導性転写抑制因子である。本研究では、緑茶ポリフェノールの EGCG が SHARP-1 遺伝子の発現を誘導するかどうかについて、並びに、その誘導に関与するシグナル伝達経路の同定を行った。H4IIE 細胞を EGCG で処理したとき、SHARP-1 mRNA 量は急激に増大した。Phosphoinositide 3-kinase (PI 3-K) や protein kinase C (PKC) の阻害剤で前処理したところ、EGCG による誘導は部分的に阻害された。Atypical PKC lambda (aPKCl)は肝臓で、PI 3-K の下流の標的分子であることが知られている。ドミナントネガティブ変異型 aPKCl を発現させたところ、EGCG による SHARP-1 mRNA の誘導は抑制された。ウエスタンブロット解析により、EGCG が急激かつ一過的に aPKCl のリン酸化を促進することが明らかになった。したがって、EGCG は PI 3-K/ aPKCl シグナル伝達経路を介して、SHARP-1 遺伝子を誘導すると結論した。担当部分:研究を部分的に指導した。

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