マルヤマ フミオ
Fumio.MARUYAMA
丸山 文男
- 所属 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2018/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Solar Influences on the North Atlantic Oscillation by wavelet-based multifractal analysis |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Journal of Geoscience and Environment Protection |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 6,pp.133-150 |
著者・共著者 | Fumio MARUYAMA, Kenji KAI and Hiroshi MORIMOTO |
概要 | 太陽活動の北大西洋振動 (NAO) への影響をフラクタルの観点から調べた。NAOは、日本の気候を左右するテレコネクション(遠隔相関)の一つである。黒点数(SSN)が極大になると、SSN、太陽フラックス(F10.7 flux), 地磁気指数(aa)、NAO指数のフラクタル性が、マルチフラクタル性からモノフラクタル性に変化し安定化した。フラクタル性や状態が変化するカオス共鳴の前に、カオス結合系においてゆらぎの増加が観測されている。SSNが極大の時にも、似たようなメカニズムが存在すると考えられる。SSNが極大になったとき、ゆらぎが大きくなり、マルチフラクタル性が強くなり、マルチフラクタル性からモノフラクタル性への変化が、SSN、F10.7 flux、aa指数、NAO指数で見られた。フラクタル性の変化とウェーブレットの相関から、これらの間で強い相互作用が起きたと推測される。太陽活動のNAOへの影響がフラクタルの観点から示された。 |