ヤマダ カズヤ
Kazuya.YAMADA
山田 一哉
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2012/09 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Analysis of regulatory mechanisms of an insulin-inducible SHARP-2 gene by (S)-Equol. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Archives of Biochemistry and Biophysics |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 525,pp.32-39 |
著者・共著者 | Haneishi A, Takagi K, Asano K, Yamamoto T, Tanaka T, Nakamura S, Noguchi T, and Yamada K |
概要 | 本研究では、私どもはSHARP-2 遺伝子の発現を誘導できる大豆イソフラボンの検索とそのメカニズムの特定を行った。Genistein および Daidzein の代謝産物である (S)-Equol は、ラット H4IIE 肝癌細胞でのラット SHARP-2遺伝子の発現を誘導した。 (S)-Equol による誘導は、Phosphoinositide 3-kinase (PI 3-K) や protein kinase C (PKC) 経路を介した。ドミナント変異型 atypical PKC lambda (aPKCl)を過剰発現したとき、(S)-Equol による SHARP-2 mRNA の誘導は抑制された。加えて、ウエスタンブロット解析から、(S)-Equol は、aPKCl と classcial PKC alpha の両方を活性化した。さらに、 (S)-Equol による誘導は、RNA polymerase II やタンパク質合成の阻害剤により抑制された。最後に、レポーター遺伝子アッセイにより、(S)-Equol による転写促進には、 SHARP-2 遺伝子の -4687 から -4133 の間の塩基配列が担っていることが明らかになった。したがって、 (S)-Equol は2型糖尿病の制御に有効なサプリメントであると結論した。担当部分:研究全般を指導した。 |