ヤマダ カズヤ
Kazuya.YAMADA
山田 一哉
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2012/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Analysis of mechanisms of induction of an insulin-inducible transcription factor SHARP-2 gene by (-)-epigallocatechin-3-gallate. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Journal of Agriculture and Food Chemistry |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 60,pp.13360-13364 |
著者・共著者 | Haneishi A, Takagi K, Asano K, Nakamura S, and Yamada K |
概要 | ラット enhancer of split- and hairy-related protein-2 (SHARP-2) は、インスリン誘導性転写因子である。本研究では、(-)-Epigallocatechin-3-gallate (EGCG) によるラット SHARP-2 遺伝子の発現調節に関わるメカニズムの解析を行った。EGCG による SHARP-2 遺伝子の発現誘導は、phosphoinositide 3-kinase (PI3K) と RNA polymerase II の阻害剤により抑制された。次に、EGCG とインスリン作用を干渉する転写因子 NF-kB との生物学的関係について検討した。NF-kB の細胞質や核での発現レベルは、EGCG により急速に抑制された。最後に、NF-kB と EGCG によるラット SHARP-2 遺伝子の転写活性化のメカニズムを検討した。NF-kB p65 タンパク質の過剰発現により、SHARP-2 遺伝子のプロモーター活性は減少したが、EGCG は活性に影響しなかった。したがって、EGCG が PI3K 経路と NF-kB のタンパク質分解を介してラット SHARP-2 遺伝子の発現を誘導すると結論した。担当部分:研究を部分的に指導した。 |