ヤマダ カズヤ
Kazuya.YAMADA
山田 一哉
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2005/09 |
形態種別 | 総説・解説(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | Basic helix-loop-helix transcription factors, BHLHB2 and BHLHB3; their gene expressions are regulated by multiple extracellular stimuli. (Review article) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Frontiers in Bioscience |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 10,pp.3151-3171 |
著者・共著者 | Yamada K and Miyamoto K |
概要 | E box 配列 (5’-CANNTG-3’) は、多くの遺伝子の転写制御領域に存在している。E box 配列に結合する転写因子である basic helix-loop-helix 型転写因子のうち、BHLHB2と BHLHB3は、ともにオレンジドメインを有するグループに属する転写因子である。これらの因子は、E box 配列に結合するだけではなく、他の転写因子との相互作用を介して標的遺伝子の発現を抑制する。BHLHB2 および BHLHB3 遺伝子の発現は、胎生期だけではなく成体においても広範に認められ、それらの発現は細胞成長因子・血清飢餓・低酸素・ホルモン・栄養素・生理活性物質・光・感染などの多様な細胞外刺激により細胞タイプ特異的に調節されている。したがって、これらの転写因子は数多くのシグナル伝達経路を介した発生・細胞分化・細胞増殖・細胞死・発癌・生体防御・サーカディアンリズム・恒常性の維持などの様々な生物学的事象において重要な役割を果たしていると考えられる。これら新規の bHLH 型転写因子である BHLHB2 と BHLHB3 の構造的特徴・転写調節機構・生物学的役割に加えて、それら自身の遺伝子発現調節機構について考察した。担当部分:草稿のほとんどを記述した。 |