タカギ カツヒロ
Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
発表年月日 | 2010/12 |
発表テーマ | インスリンによる SHARP-1 遺伝子の発現誘導機構の解析 |
会議名 | 第83回日本生化学会大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 神戸ポートアイランド |
発表者・共同発表者 | 共著者:髙木勝広、浅野公介、羽石歩美、山田一哉 |
概要 | 実験にはラット高分化型肝癌細胞株である H4IIE 細胞を用いた。細胞をインスリン処理した後、total RNA を調製し、リアルタイムPCR法を用いて細胞内における SHARP-1 m-RNA の発現量を測定した。その結果、SHARP-1 遺伝子は、100 nM インスリン存在下において、2 時間と非常に早期に誘導されることが明らかになった。次にインスリンによる SHARP-1 遺伝子の発現誘導機構の解析を行った。その結果、PI 3-K 経路の阻害剤である LY294002 と wortmannin により、完全に阻害された。また、 PKC の阻害剤である staurosporine、DNA依存性RNAポリメラーゼの阻害剤である actinomycin D 、タンパク質合成阻害剤の cycloheximide により強く阻害された。また、Rac1 inhibitor や JNK inhibitor II により、部分的に阻害された。さらにaPKCλおよび Rac1 のアデノウィルスドミナントネガティブ変異体の感染により、 SHARP-1 mRNA の誘導は、有意に阻害された。
担当部分:研究の遂行者および発表者 |