タカギ カツヒロ   Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広

  • 所属   松本大学大学院  健康科学研究科 健康科学専攻
  •    松本大学  人間健康学部 健康栄養学科
  • 職種   教授
発表年月日 2011/09
発表テーマ インスリン誘導性転写因子 SHARP-1のシグナル伝達機構の解析
会議名 第84回日本生化学会大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 国立京都国際会館
発表者・共同発表者 共著者:髙木勝広、浅野公介、羽石歩美、山田一哉
概要 ラット高分化型肝癌細胞株である H4IIE 細胞におけるインスリンによる SHARP-1 遺伝子発現のシグナル伝達経路の解明を目的とした。 PI 3-K 経路の阻害剤である LY294002 と wortmannin,、PKC の阻害剤である staurosporine、DNA依存性RNAポリメラーゼの阻害剤である actinomycin D 、タンパク質合成阻害剤の cycloheximide により SHARP-1 mRNA の誘導は強く阻害された。また、Rac1 inhibitor や JNK inhibitor II により、部分的に阻害された。さらに、aPKCλ および Rac1 のアデノウィルスドミナントネガティブ変異体を感染させたところ、インスリンによる SHARP-1 mRNA の誘導は、有意に阻害された。したがって、インスリンによる SHARP-1 遺伝子の発現誘導は、PI 3-K - aPKCλ 経路を介していること、PI 3-K からその一部が Rac1 - JNK という経路を介していることが示された。
担当部分:研究の遂行者および発表者

研究者情報へ戻る