タカギ カツヒロ
Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
発表年月日 | 2011/09 |
発表テーマ | インスリン誘導性転写因子 SHARP-2 遺伝子の EGCG による発現制御機構の解析 |
会議名 | 第84回日本生化学会大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 国立京都国際会館 |
発表者・共同発表者 | 共著者:羽石歩美、髙木勝広、浅野公介、山田一哉 |
概要 | DNA 依存性 RNA polymerase II の阻害剤である actinomycin D で H4IIE 細胞を処理した結果、actinomycin D は EGCG による SHARP-2 mRNA の誘導を抑制した。次に、EGCG が H4IIE 細胞内の NF-κB の発現に影響を及ぼすかどうかを調べるためウエスタンブロッティング分析を行った。その結果、核と細胞質共に EGCG 処理後 5 分で NF-κB p65 量が減少した。一方、NF-κB の活性化剤である lipopolysaccharide 処理では核の NF-κB p65 量の増加と、細胞質の NF-κB p65 量の低下が認められた。最後に SHARP-2 遺伝子の転写開始点上流 3 kb までの領域を用いてプロモーター活性を測定したが、この領域に EGCG に応答してプロモーター活性を促進するエレメントは認められなかった。私どもは、EGCG は PI 3-K と NF-κB 経路を介して転写レベルで SHARP-2 遺伝子の発現を誘導すること、上流 3 kb 以内には転写に関わるエレメントは含まれないと結論する。
担当部分:研究における部分的な指導者 |