タカギ カツヒロ
Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広
- 所属 松本大学大学院 健康科学研究科 健康科学専攻
- 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 教授
発表年月日 | 2012/12 |
発表テーマ | インスリン誘導性転写因子 SHARP-2 遺伝子の(S)-Equolによる発現制御機構の解析 |
会議名 | 第85回マリンメッセ福岡 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 共著者:羽石歩美、髙木勝広、浅野公介、山田一哉 |
概要 | 大豆イソフラボンの ダイゼインの代謝産物である (S)-Equol で H4IIE 細胞を処理することにより、濃度依存的に SHARP-2 遺伝子の発現が誘導され、(S)-Equol 処理後2時間目とインスリン処理と同様非常に早期にピークを迎えることを明らかにした。シグナル伝達経路の解析の結果、(S)-Equol による SHARP-2 mRNA の誘導には、インスリンによる SHARP-2 mRNA の誘導経路と同様の PI 3-K 経路と、cPKC 経路が重要であることが明らかとなった。また、(S)-Equol がcPKCαと、PI 3-K 下流の aPKCλを早期に活性化することを明らかにした。(S)-Equol による SHARP-2 遺伝子発現の誘導は転写レベルで生じ、誘導には新規のタンパク質合成を必要とする可能性が示唆されたため、SHARP-2 遺伝子の転写開始点上流の (S)-Equol 応答性 cis-acting element の同定を試みた。その結果、-4687~-4133 の塩基配列を介して (S)-Equol がラットSHARP-2 遺伝子のプロモーター活性を促進することが明らかとなった。 |