ヒラタ ハルミ
Harumi.HIRATA
平田 治美
- 所属 松本大学 人間健康学部 健康栄養学科
- 職種 准教授
発表年月日 | 2022/06/26 |
発表テーマ | 学生の災害意識と食の買い置き状況 |
会議名 | 第19回日本予防医学会学術総会 |
主催者 | 日本予防医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 長野県松本市 |
開催期間 | 2022/06/25~2022/06/26 |
概要 | 国や公共機関は「減災」とするために食料品の備蓄を取り組む「自助」を国民に働きかけている。災害によって引き起る食料不足は、心身の健康状態を悪化させる要因の一つである。そこで学生の災害意識と食の買い置き(食品備蓄)の実態を把握し、防災・減災教育に活かすための課題となる要因を明確にすることを目的とした。
調査対象者234人の結果は、食の備蓄の必要性は9割以上と意識は高いが、特に水の買い置き量、加熱調理器具の所持率は低く、望ましいとされている最低3日分の食料確保はできていない。すなわち食料の自助力は低いことが分かった。「在学中に災害に遭うかもしれない」と危機感を持つ者は41人(16.6%)で、居住、災害経験による差(p=0.25、p=0.59)は見られなかった。意識と備えの乖離の原因のひとつと推察した。それらを解消するには、防災、現在教育による災害時の生活疑似体験や訓練をすることで、災害に対応できる自助力の向上につながると考えられる。 |