タカギ カツヒロ   Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広

  • 所属   松本大学大学院  健康科学研究科 健康科学専攻
  •    松本大学  人間健康学部 健康栄養学科
  • 職種   教授
発表年月日 2013/09
発表テーマ インスリン誘導性転写因子 SHARP-1 遺伝子の発現誘導機構の解析
会議名 第86回日本生化学会大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 パシフィコ横浜
発表者・共同発表者 共著者:髙木勝広、浅野公介、羽石歩美、山田一哉
概要 本研究ではインスリンによる SHARP-1 の転写促進機構と、SHARP-1の標的遺伝子の解析を行った。まず、インスリンが SHARP-1 遺伝子のプロモーター活性を上昇させるかどうかを SHARP-1 遺伝子の転写開始点上流 1.5 kb までの領域を含むルシフェラーゼリポータープラスミドを H4IIE 細胞にトランスフェクションし、インスリンの存在下・非存在下で培養した。その結果、インスリンは SHARP-1 遺伝子のプロモーター活性に影響を及ぼさなかった。したがって、この領域には、インスリンによる転写調節エレメントは存在しないことが明らかとなった。さらに、SHARP-1 の標的遺伝子を解析するために、SHARP-1 を強発現した条件下で、各酵素遺伝子のプロモーター活性を比較した。その結果、SHARP-1 は糖新生系酵素である PEPCK 遺伝子のプロモーター活性を特異的に低下させた。以上より、誘導された SHARP-1 が糖新生系酵素の PEPCK 遺伝子の発現を抑制することが明らかとなった。
担当部分:研究の遂行者および発表者

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