ヤマモト カオル
Kaoru.YAMAMOTO
山本 薫
- 所属 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 准教授
発表年月日 | 2004/01 |
発表テーマ | 東浦町との共同開催による「マシンを使った高齢者の筋力トレーニング教室」を実施して(再掲) |
会議名 | 愛知県公衆衛生研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 愛知,あいち健康の森健康科学総合センター |
発表者・共同発表者 | 山本薫,尾関拓也,出井良直,津下一代 |
概要 | 本研究は高齢者の運動習慣者を増やすための一方法としてマシンを用いた筋力トレーニングの効果と教室としての開催について検証を加える事を目的に,H町からの依頼を受けたあいち健康プラザを会場に共同開催形式にて64~74歳の高齢男女16名を対象に教室を行った。トレーニングは1日1時間,週に2回,14週間とし,毎回町の保健師が体調の確認をおこなった。特にスタート後3週間はマシンの使い方や運動に慣れるよう配慮して慎重に実施した。種目は下肢筋群を中心に8~9種目とした。毎回運動指導員の指導下でフォームや重さなどを確認しながら進め,終了後のことも考えて自主性が育つよう主体的にトレーニングをおこなわせた。脱落者は出なかった。参加者の選定,監視下での実施等の安全性への配慮により3ヶ月程度で効果が期待できることが示され,脚伸展パワーおよび伸展速度等,脚力の向上はADLの改善に大きく寄与すると考えられた。また,終了後も自主的に同好会を結成して個人でトレーニングを継続しており,個々人が自分のペースでトレーニングを継続していくにはマシンを用いることは有効で,運動習慣者の増加の一助になる可能性が示された。 |