サワガキ キョウジュン
Kyojun.SAWAGAKI
澤柿 教淳
- 所属 松本大学 教育学部 学校教育学科
- 職種 教授
発表年月日 | 2023/09/23 |
発表テーマ | 観点変更と思考のくみかえによる授業設計とその再現性の検証 -ジャガイモのデンプン由来に着目したS50頃,H20,H30の3事例の比較より- |
会議名 | 日本理科教育学会 |
主催者 | 日本理科教育学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 高知大学 |
開催期間 | 2023/09/23~2023/09/24 |
発表者・共同発表者 | 澤柿教淳・ 福田慎一郎 |
概要 | 1975年に初等理科教育研究会は、「観点変更と思考のくみかえ」の場面を想定した授業設計を行い、学習者の「主体性の確立と創造性の育成」の実現を目指していた。この観点変更や思考のくみかえの場面は、一般的な弁証法的対話プロセス=正・反・止揚・合=に置き換えるならば「止揚=アウフヘーベン」に相当すると考えられる。目的の第一は、観点変更の場面を想定した授業設計を行うこと、目的の第二は設計した授業案の再現性を検証することである。目的の達成のために、昭和50年頃〜平成30年にぽいて「観点変更と思考のくみかえ」の授業設計をもとに実践された複数の授業を対象にプロトコル分析を行い、当時の記録との共通点や差違点等から、対話的授業デザイン原則の一部を抽出した。結果、3事例には「対話のdialogicの側面」の発現がみられることから、このプロセスが対話的授業デザイン原則の一つとなることが示唆された。 |