ナカジマ コウキ   Koki.NAKAJIMA
中島 弘毅

  • 所属   松本大学  人間健康学部 スポーツ健康学科
  • 職種   教授
発表年月日 2016/11/18
発表テーマ 発達障害児の後足部アライメントと片脚バランスとの関係について
会議名 第41回日本足の外科学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~
発表者・共同発表者 加藤光朗、林真利、小林敏枝、長谷川孝子、中島弘毅
概要 発達障害児では下肢筋緊張低下等でバランス障害を来たし、足部変形として踵骨外反を伴うことが多い。ここでは、踵骨外反という後足部アライメントの異常が立位バランスにどのように影響しているかを調べるため、発達障害児の後足部アライメントに着目して立位バランスとの関係について検討した。対象は発達障害児30名。年齢は3歳から6歳。片脚立位時と両脚立位時の下腿全長後方正面写真を撮影した。下腿軸と床面との間でなす角(L角)と踵の外反角(H角)を計測した。片脚立位時下腿の軸が外側に傾くことをバランス良好の基準とした。即ちL角<90度かつ片脚L角<両脚L角をバランス良好群、L角>90度かつ片脚L角>両脚L角を不良群、それ以外を中間群とした。この3群間でH角に差があるかを検討した。片脚H角は右良好群91.3度、中間群93.4度、不良群94.8度、左は其々95.9度、96.8度、98.6度であった。有意差は認めなかったがバランスが不良になるとH 角が大きくなる傾向を認めた。また両脚立位時と片脚立位時のH角の差を各群で検討したところ、左側で良好群4度、中間群は―3.6度、不良群は―2.4度で良好群は中間群より有意に大きい値になることが示された。

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