ヤマモト カオル
Kaoru.YAMAMOTO
山本 薫
- 所属 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 准教授
発表年月日 | 2010/09 |
発表テーマ | 断続的アイシングが筋疲労後の筋力回復に及ぼす影響について |
会議名 | 日本体育学会第61回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 愛知,中京大学 |
概要 | 本研究は断続的なアイシング処置が筋疲労の回復に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
運動部に所属する健康な成人男子学生6名を対象とした。研究について十分な説明を行い、同意を得た後に研究を開始した。 被検者の利き腕で握力の最高値を測定した後、市販のハンドグリップを用いて掌握運動を疲労困憊まで行わせ、直後20分間の局部(前腕部)冷却処置をした。15分間の休息をはさみ10分間の冷却と5分の休息を5回断続的に繰り返した。さらに開始から6,12,24,48時間後に同様な冷却処置と握力および血中乳酸濃度を測定した。 本研究の結果、握力は冷却処置群と無処置群との間で有意な差は認められなかった。血中乳酸は冷却直後のみ冷却群が無処置群に比較して有意に低い値が観察されたが、その後、差は認められなかった。これらより筋疲労の回復は断続的冷却により減弱することが示唆された。また20分間の冷却により一旦は血中乳酸値の上昇は抑えられてもその後は無処置の場合と差がないことが示唆された。 |