ヤマモト カオル
Kaoru.YAMAMOTO
山本 薫
- 所属 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 准教授
発表年月日 | 2021/03/14 |
発表テーマ | 陸上競技長距離選手における亜最大運動疲労困憊走後の血中乳酸低下速度に及ぼすクーリングダウン走の影響 |
会議名 | 第25回 日本体力医学会東海地方会学術集会 |
主催者 | 日本体力医学会東海地方会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 愛知県大府市(オンライン) |
開催期間 | 2021/03/14 |
発表者・共同発表者 | 山本薫、赤井麗佳 |
概要 | 【目的】最大酸素摂取量の95%に相当する強度(95%VO₂max)での疲労困憊走後に40%VO₂max相当の強度で行うクーリングダウン走後の血中乳酸消長速度について明らかにすること。
【方法】大学陸上長距離選手6名(ET群)、コントロール5名(CON群)を対象に、多段階漸増負荷(breath by breath法)にて最大酸素摂取量を測定した。日を変えて1500~3000mの全力疾走程度に相当する95%VO₂max強度でトレッドミルを用いて疲労困憊に至るまで運動を実施した後、40%VO₂maxに相当する運動強度でクーリングダウン走(C-Down走)を10分間実施した。 【結果】血中乳酸濃度は、最高値を示した疲労困憊運動直後を100%として表した相対値について、ET群は40%VO₂max強度の10分間C-Down走及びその後の安静中においてCON群と比較して有意に低い値を示した。また、ET群はC-Down走終了直後に最高値の40%まで低下し、C-Down走終了後15分(疲労困憊後30分)には25%まで低下した。このことより、先行研究で示されたC-Down走において60%VO₂maxに相当する強度から40%VO₂maxに相当する強度までの範囲で同程度の血中乳酸濃度除去が可能で、その後の練習や試合に臨むことが可能であると考えられた。 |