ヤマモト カオル
Kaoru.YAMAMOTO
山本 薫
- 所属 松本大学 人間健康学部 スポーツ健康学科
- 職種 准教授
発表年月日 | 2023/02/21 |
発表テーマ | 上肢と下肢の中強度(15RM)レジスタンス運動が一過性に動脈スティフネスに及ぼす影響 |
会議名 | 第11回松本大学教員研究発表会 |
主催者 | 松本大学 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 塩尻市 松本歯科大学 |
開催期間 | 2023/02/20~2023/02/21 |
発表者・共同発表者 | 山本 薫 |
概要 | 【背景】レジスタンストレーニング(以下、RT)はサルコペニアと骨粗鬆症の予防手段としての注目度が近年高まっており推奨もされている。しかし、有酸素運動の好ましい効果とは対照的に高強度のRTは動脈スティフネスを増加させると考えられている。これらの異なる知見はRTの方法による影響の可能性がある。前田らは脚部RTによる動脈スティフネス増加の抑制を示唆している。しかし動脈スティフネスに対する上肢及び下肢のRT介入の影響は明らかではない。また、運動強度や年代の違いにおける影響についても一致した見解に至っていない。
【目的】本研究は、健常な若年成人男性(男子大学生)を対照とした、最大筋力の65%(15RM)に相当する運動強度で、上肢と下肢別々に実施する中強度レジスタンス運動が、一過性に動脈スティフネス(血管の硬さ)に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。 【成果】<被験者>喫煙歴が無い健常な男子大学生(年齢21±0歳)を用いた。<測定項目>身体組成、血圧、心拍数、上腕-足首幹脈波伝播速度(baPWV)を測定評価した。これらの測定は食後2時間以上経過した午後、室温を一定に保ち(25~27℃)静かな部屋で実施した。また、baPWVは、運動前後共に仰臥位にて20分間以上安静に保った後に測定した。 <運動方法及び実験手順>被験者はトレーニングマシンを用いて①レッグエクステンション、②レッグカール、③レッグプレス、④ベンチプレス、⑤ラットプルダウン、⑥上体起こしの6種目を上肢+体幹(④⑤⑥)および下肢+体幹(①②③⑥)とに分けてその影響を調べた。強度15RM、回数15回、各2セット行った。各運動および測定はランダムに2回実施した。 |