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    (最終更新日:2024-03-07 21:34:57)
  キタノ アツノリ   ATSUNORI KITANO
  北野 敦則
   所属   前橋工科大学  工学部 建築学科
   前橋工科大学大学院  工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程)
   前橋工科大学大学院  工学研究科 建築学専攻(修士課程)
   前橋工科大学  工学部 建築・都市・環境工学群
   職種   教授
プロフィール
■ 現在の専門分野
建築構造、材料 (キーワード:鋼コンクリート合成構造、鉄筋コンクリート構造、構造設計、耐震補強) 
■ プロフィール
私のいた北海道大学の研究室は、鉄筋コンクリート梁のせん断耐力式で有名な大野・荒川式が導き出された研究室です。約20年近くコンクリート系構造の実験的研究を行ってきたので、その経験を基に、学生に建築構造の安全性の重要さを伝えていければと思っています。
■ 研究室
鉄筋コンクリート系構造研究室:多種多様な鋼とコンクリート接合部を網羅した設計法の研究を行っています。また、SRC構造の施工性の煩雑さを軽減するための開発研究も行っています。
■ 技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ
鋼とコンクリート合成構造(SRC造も含む)部材のせん断設計に関する研究
鉄筋コンクリート構造部材のせん断設計に関する研究
■ 現在取り組んでいる研究内容
現在、建築様式の多種多様なニーズに応えるため、単一構造部材だけではなくRC 柱鉄骨梁構造やRC コア壁構造外周鉄骨骨組の様に、RC 部材と鉄骨部材を適材適所に配置した合成構造が開発されており、構造物の安全性、経済性、施工性を考えると今後もこのような合成構造が採用されていくと考えられる。それらの構造は鋼とコンクリートを接合する部分が少なくとも存在する。その接合部は既往の設計規準・指針類を用いて設計することが出来れば良いが、既往の設計規準類にない接合部については、構造実験あるいは解析手法によってその構造の安全性を検証する必要がある。そこで、多種多様な鋼とコンクリート接合部を網羅した設計法の確立を目指して研究を行っている。
また近年、設計や施工性の煩雑さから従来活用されてきたSRC構造の着工床面積及び着工件数が急激に減少している。その数を補うようにRC構造の建設数が急激に増えてきている。しかしながら,SRC造は鉄骨が内蔵されているためRC造と比べると,部材がせん断破壊しても急激な耐力損失は無く、層崩壊の危険性は少ないと考えられている。そこで、SRC構造の施工性の煩雑さを軽減するために、施工性を簡略化した新しいSRC構造の開発研究も行っている。
業績
■ 著書・論文歴
1. 2023/07 論文  ふさぎ板形式の鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁構造柱梁接合部の有効幅に関する3次元有限要素法解析 コンクリート工学年次論文集 45(2),739-744頁 (共著) 
2. 2023/07 論文  ふさぎ板形式の梁貫通型鉄筋コンクリート柱鉄骨梁構造柱梁接合部におけるコンクリート有効幅に関する実験的検討 コンクリート工学年次論文集 45(2),751-756頁 (共著) 
3. 2022/03 著書  合成構造の設計 -学びやすい構造設計-   (共著) 
4. 2022/03 著書  鉄骨コンクリート(CES)造建物の性能評価型構造設計指針(案)・同解説   (共著) 
5. 2021/07 論文  ふさぎ板形式の柱RC梁S構造柱梁接合部の応力伝達に関する3次元有限要素法解析 コンクリート工学年次論文集 43(2),709-714頁 (共著) 
全件表示(39件)
■ 学会発表
1. 2023/09 ボルトダンパーと緊張力変動抑制装置を用いたアンボンド PCaPC 圧着骨組の耐震性能 (その1)実験概要(日本建築学会大会)
2. 2023/09 ルトダンパーと緊張力変動抑制装置を用いたアンボンド PCaPC 圧着骨組の耐震性能 (その2)実験結果と考察(日本建築学会大会)
3. 2023/09 柱RC梁S構造柱梁接合部のコンクリート有効幅に関する実験的検討 その1 : 実験概要および破壊性状(日本建築学会大会)
4. 2023/09 柱RC梁S構造柱梁接合部のコンクリート有効幅に関する実験的検討 その2:実験結果および検討(日本建築学会大会)
5. 2022/09 緊張力変動抑制装置を有するアンボンドPCaPC圧着骨組の耐震性能評価 (その1)実験概要(日本建築学会大会)
全件表示(25件)
■ 講師・講演
1. 2018/10/16 建築分野における鋼コンクリート構造の設計法と解析例
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2012/04~2015/03  鉄骨部材がRC部材に直交して埋め込まれる接合部の応力伝達機構の解明 基盤研究(C) 
■ 学歴
1. 北海道大学大学院 工学研究科 建築工学専攻 修士課程修了 博士(工学)
■ 職歴
1. 2022/04~ 前橋工科大学 工学部 建築・都市・環境工学群 教授
2. 2021/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程) 教授
3. 2021/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 建築学専攻(修士課程) 教授
4. 2021/04~ 前橋工科大学 工学部 建築学科 教授
5. 2013/04~2021/03 前橋工科大学大学院 工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程) 准教授
全件表示(11件)
■ 学内役職・委員
1. 2023/04/01~ 前橋工科大学 建築学科長
2. 2023/04/01~ 前橋工科大学大学院 建築学専攻主任
■ 所属学会
1. 日本コンクリート工学会
2. 日本建築学会
3. 日本地震工学会