プロフィール |
■ 現在の専門分野
構造工学、地震工学, 構造材料、機能材料, 土木材料、施工、建設マネジメント (キーワード:コンクリート、長寿命化、維持管理、非破壊検査)
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■ プロフィール
福岡県出身。"自然好き"と"ものづくり好き"が土木工学を志した理由です。
コンクリート工学を志したのは偶然でしたが、その奥深さに面白みを感じ研究者に。
自然と融合したコンクリート構造物を鑑賞することが趣味になっています。
教育方針は、チームワークを重視すること、目的意識を持たせること。 |
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■ 研究室
コンクリート研究室:コンクリート構造物の耐久性能向上に取り組んでいます。また、高強度高靱性コンクリートによる補強・制震部材を開発しています。
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■ 技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ
コンクリート構造物の非破壊・微破壊検査
コンクリート劣化のモニタリング・簡易測定
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■ 現在取り組んでいる研究内容
鉄筋コンクリートの長寿命化手法に関して、施工及び維持管理の両面から研究を行っている。
鉄筋コンクリート構造物の劣化に関しては、コンクリート表層部の物質移動性が大きな要因となる。このため、コンクリート構造物の長寿命化においては、表面品質の向上を考慮した施工が重要となる。特に、群馬県の自然環境はコンクリート表層部の品質低下を誘発する要因が多く含まれることを念頭に表層部の性能に影響を及ぼす要因の研究を進めている。これは、施工時の表層部の劣化要因については近年研究が進んでいるが、地域の環境特性によりその影響度は大きく変化する可能性が高いことによる。
高品質な新設構造物を建設するためには、優れた設計や施工、さらには高品質な構造物を正当に評価するシステムが必要である。そのためには、竣工時検査時に耐久性に関する評価項目を加えることが重要であり、コンクリート表層部の品質評価が最も合理的な方法であると思われる。この分野では、コスト、精度、測定時間、簡易さなどが普及のハードルとなるが、現在提案されている測定システムには一長一短があり、研究開発の余地がある。特に簡易性と測定精度を重視した手法の開発を続けている。
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業績 |
■ 著書・論文歴
1. |
2019/03 |
論文 |
コンクリート柱部材の透気性に及ぼす養生方法および使用環境の影響 セメント・コンクリート論文集 72 (共著) |
2. |
2019/02 |
論文 |
Long-term permeability measurements on site-cast concrete box culverts Construction and Building Materials 198,pp.777-785 (共著) |
3. |
2018/03 |
論文 |
高強度・高耐久コンクリートを目的とした粉体から骨材までの粒度調整方法に関する実験的研究 セメント・コンクリート論文集 71 (共著) |
4. |
2018/03 |
論文 |
脱型時期および給水養生開始のタイミングがコンクリートの表層品質に及ぼす影響 セメント・コンクリート論文集 71 (共著) |
5. |
2018/03 |
論文 |
膨張コンクリートが偏心二重鋼管に対してなす仕事量 セメント・コンクリート論文集 71 (共著) |
6. |
2018/03 |
論文 |
粒度調整セメントコンクリート充填ストッパーにおける配筋の影響 セメント・コンクリート論文集 71 (共著) |
7. |
2017/07 |
論文 |
ドリル削孔粉と硝酸銀溶液を用いた硬化コンクリート中の塩化物イオン量の簡易測定方法に関する研究 コンクリート工学年次論文集 39(1),1939-1944頁 (共著) |
8. |
2016/03 |
論文 |
高強度繊維補強粒度調整セメントコンクリート充填鋼管ストッパーの履歴減衰に関する研究 セメント・コンクリート論文集、Vol69 (共著) |
9. |
2016/03 |
論文 |
粒度調整セメントを用いた高強度繊維補強コンクリートの耐摩耗性に関する研究 セメント・コンクリート論文集、Vol.69 (共著) |
10. |
2016 |
論文 |
ドリル削孔粉を用いた硬化コンクリートの塩化物イオン浸透深さ簡易測定方法に及ぼす各種要因 コンクリート工学年次論文集、Vol.37、No.1. 1705-1710頁 (共著) |
11. |
2014/02 |
論文 |
コンクリートの強度発現に及ぼす配合および初期の湿潤養生期間の影響 セメント・コンクリート論文集、Vol.67. 394-400頁 (共著) |
12. |
2013/05 |
論文 |
アンカーと継手部の補強が異なる格子状CFRPで下面増厚補強したRCはりの力学的性状 コンクリート工学論文集 24(2),53-66頁 (共著) |
13. |
2013 |
論文 |
偏心二重鋼管で拘束された膨張コンクリートにより鋼管に導入される応力度 セメント・コンクリート論文集 Vol.66,319-325頁 (共著) |
14. |
2012 |
論文 |
ドリル削孔粉を用いた硬化コンクリートの塩化物イオン浸透深さの簡易測定方法に関する研究-変色境界における塩化物イオン量の検討- シンポジウムコンクリート構造物の非破壊検査論文集 Vol.14,357-362頁 (共著) |
15. |
2009 |
論文 |
ドリル削孔粉を用いたコンクリートの塩分浸透深さの簡易測定法に関する研究 コンクリート構造物の非破壊検査論文集 vol.3,313-318頁 (共著) |
16. |
2003 |
論文 |
ウォータージェット技術による新旧コンクリートの一体化処理に関する検討 コンクリート工学年次論文集 vol.25(№1),1499-1504頁 (共著) |
17. |
2003 |
論文 |
圧接鉄筋の疲労性状 コンクリート工学年次論文集 Vol.25(№2),1111-1116頁 (共著) |
18. |
2002 |
論文 |
DEVEROPMENT OF NEW TYPE CONCRETE ADMIXTURE FOR PREVENTING LEAKAGE OF WATER THROUGH CRACKS Proceedings of the first fib Congress 2002 Session9,pp.37-44 (共著) |
19. |
2002 |
論文 |
骨材の吸水率およびコンクリートの表面性状が酸性雨に対する抵抗性に及ぼす影響 セメント・コンクリート論文集 Vol.56,513-520頁 (共著) |
20. |
1999 |
論文 |
高吸水性高分子をコンクリート用混和剤として用いた場合における養生の簡略化、初期ひび割れ抑制および漏水防止に関する基礎的研究 材料 Vol.48(№11),1308-1315頁 (共著) |
21. |
1999 |
論文 |
二軸曲げ交番荷重を受けるRC部材における帯鉄筋の定着補強に関する研究 土木工学論文集V 620(V-43),159-173頁 (共著) |
22. |
1998 |
論文 |
高吸水性ポリマーを使用した漏水および乾燥収縮ひび割れ抑制用混和剤 第25回セメント・コンクリート研究討論会論文報告集 173-178頁 (共著) |
23. |
1997 |
論文 |
木材・プラスチックの有効利用 日本学術振興会建設材料第76委員会シンポジウム”リサイクル”論文集 88-117頁 (共著) |
24. |
1997 |
論文 |
有機系骨材を用いたコンクリートのリサイクルに関する研究 第24回セメント・コンクリート研究討論会論文報告集 101-106頁 (共著) |
25. |
1996 |
論文 |
簡易なフープ筋の継手に関する実験的研究 第23回セメント・コンクリート研究討論会論文報告集 162-167頁 (共著) |
26. |
1996 |
論文 |
高流動コンクリート用増粘剤の性能評価に関する基礎的研究 コンクリート材料シリーズ10~流動コンクリートシンポジウム論文報告集~ 163-168頁 (共著) |
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■ 学会発表
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■ 講師・講演
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■ 学歴
1. |
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東京理科大学大学院 理工学研究科 土木工学専攻 博士課程修了 博士(工学) |
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■ 職歴
1. |
2022/04~ |
前橋工科大学 工学部 建築・都市・環境工学群 准教授 |
2. |
2016/04~ |
前橋工科大学大学院 工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程) 准教授 |
3. |
2013/04~ |
前橋工科大学大学院 工学研究科 建設工学専攻(修士課程) 准教授 |
4. |
2013/04~ |
前橋工科大学 工学部 社会環境工学科 准教授 |
5. |
2007/04~2013/03 |
前橋工科大学 工学部 社会環境工学科 講師 |
6. |
1999/04~2007/03 |
前橋工科大学 工学部 社会環境工学科 助手 |
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■ 所属学会
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その他 |
■ 委員会・協会等
1. |
2018/04/01~2020/03/31 |
群馬県生コンクリート品質管理監査会議 副議長 |
2. |
2017/09~ |
コンクリート委員会「コンクリート構造物の品質確保小委員会」 委員 |
3. |
2017/05/01~2018/04/30 |
表層透気性試験方法研究委員会 委員 |
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