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    (最終更新日:2022-04-02 10:13:47)
  タナカ ツネオ   TSUNEO TANAKA
  田中 恒夫
   所属   前橋工科大学  工学部 社会環境工学科
   前橋工科大学大学院  工学研究科 建設工学専攻(修士課程)
   前橋工科大学大学院  工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程)
   前橋工科大学  工学部 建築・都市・環境工学群
   職種   教授
プロフィール
■ 現在の専門分野
土木環境システム (キーワード:持続可能性、地域物質循環圏、生物多様性、予防原則、電気化学システム) 
■ プロフィール
自ら焙煎したコーヒー豆を手動ミルで挽き、ドリッパー一体型のガラス製サーバーを用いておとす、ジャズを聴きながらその香りを楽しむのが目下の趣味となっている。
■ 研究室
循環システム工学研究室:生産や生活などの過程で不要となった物質(元素)の循環利用やそのシステムの社会実装などについて研究しています。
■ 技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ
流域・集水域マネジメントに関する研究
排水の再生・高度・高次処理に関する研究
電気化学的手法による資源・エネルギー回収
■ 現在取り組んでいる研究内容
持続可能な社会の構築に向けて、物質循環利用・CO2削減(低炭素化)・生物多様性保全の統合的な取組が様々な国と地域で行われている。鉱物資源の確保及び地球環境の保全の観点から、"reduce"、"reduce"、"reuse"、"recycle"の「3R」活動が政府主導で積極的に推進されたこともあり、循環型・低炭素社会に対する市民の意識は徐々に高まりつつある。しかしながら、生物多様性の保全(自然共生社会)への関心は必ずしも十分とはいえない。人間の福祉は生態系サービスに依存するところが大きく、また、人為的活動により発生する負荷は自然生態系により緩和されていることから、生物多様性の保全は物質循環利用やCO2削減に比してより深いところに位置付けられる。現在の経済活動の水準を維持しつつ生物多様性の保全を達成するためには、新たな価値観による制度やシステムなどの再構築が必須である。                                                                 このような状況を踏まえ現在、「持続可能性」、「自然共生」、「生物多様性」、「環境と経済」、「エントロピー」、「健康」、「予防・未然」などをキーワードに研究開発を進めている。最近では,電気化学的手法を応用した資源回収プロセスを中心に研究開発を行っており、その技術を中心とした自然共生地域物質循環システムの構築を目指している。具体的には、電解プロセスにより排水から栄養塩類や水素エネルギーなどの資源を回収し、それらを地域に還元して循環利用する、地域資源循環圏の構築の可能性について数理モデルなどを用いて検討している。
この他、電気化学的手法を用いる濃縮・分離・中和技術、炭素繊維を用いる高速ろ過、放射線技術による微生物担体の作製などについて研究を行っている。
業績
■ 著書・論文歴
1. 2022/02 論文  多孔質電極装着セルを用いた酸性河川水の電気化学的中和処理 土木学会論文集 78(1),21-29頁 (共著) 
2. 2020/03 著書  環境エンジニアリングにおける電気化学的技術【電解技術による資源回収】   (共著) 
3. 2019/03 論文  ヒドロキシプロピルセルロース分解菌の探索  21,1-4頁 (共著) 
4. 2018/06 論文  有機高分子ゲルを電子供与体として用いた原位置脱窒浄化の可能性 土木学会論文集G(環境) 74(2),102-109頁 (共著) 
5. 2017/06 著書  「人間の空間を創造する-酸性河川水の中和処理と資源回収-」   (共著) 
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■ 学会発表
1. 2019/03/13 HPCゲルの機能性と微生物担体としての利用可能性(第46回土木学会関東支部技術研究発表会)
2. 2019/03/13 地下水脱窒におけるHPCゲルの電子供与体としての利用可能性(第46回土木学会関東支部技術研究発表会)
3. 2018/08/31 電気化学的手法による中和処理(土木学会第73回年次学術講演会)
4. 2017/09/11 有機高分子ゲルからのTOC 成分の溶出(土木学会第72回年次学術講演会)
5. 2017/09/11 有機高分子ゲルを外部電子供与体とした原位置脱窒浄化法(土木学会第72回年次学術講演会)
全件表示(15件)
■ 受賞学術賞
1. 2011/11 日刊工業新聞社 日刊工業新聞社モノづくり連携大賞中小企業部門賞
2. 2007/09 田中貴金属工業 「貴金属が拓く新しい世界」の「MMS賞」
3. 2003/09 環境科学会 (公社)環境科学会 論文賞
4. 1996/12 土木学会 (公社)土木学会 環境工学研究フォーラム奨励賞
■ 社会における活動
1. 2018/12~ 国立大学法人群馬大学入札監視委員会委員
2. 2018/11 群馬県公害審査会委員
3. 2016/05~ 前橋市環境審議会委員
4. 2016/04 群馬県衛生環境研究所研究評価委員会委員
5. 2015/06~ 群馬県建設技術センター理事
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2013/04~2014/03  文部科学省主催サイエンス・パートナーシップ・プログラム事業(高崎経済大学附属高校) 競争的資金等の外部資金による研究 
2. 2009/04~2010/03  文部科学省主催サイエンス・パーナーシップ・プログラム事業(群馬県立藤岡中央高校) 競争的資金等の外部資金による研究 
3. 2005/04~2010/03  環境に調和した地域産業創出プロジェクト JST補助金 
4. 2004/04~2005/03  浄化槽の排出負荷原単位の整備 競争的資金等の外部資金による研究 
5. 2004/04~2005/03  文部科学省サイエンス・パートナーシップ・プログラム事業(群馬県立前橋南高校) 競争的資金等の外部資金による研究 
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■ 学歴
1. 群馬大学大学院 工学研究科 生産工学専攻 博士課程修了 博士(工学)
■ 職歴
1. 2022/04~ 前橋工科大学 工学部 建築・都市・環境工学群 教授
2. 2013/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程) 教授
3. 2012/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 建設工学専攻(修士課程) 教授
4. 2012/04~ 前橋工科大学 工学部 社会環境工学科 教授
5. 2007/04~2012/03 前橋工科大学 工学部 社会環境工学科 准教授
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■ 学内役職・委員
1. 2019/04/01~ 前橋工科大学 学長選考会議委員
2. 2019/04/01~ 前橋工科大学 教育研究審議会委員
3. 2019/04/01~ 前橋工科大学 研究委員長
4. 2019/04/01~ 前橋工科大学 総務委員
5. 2019/04/01~ 前橋工科大学 地域連携推進センター長
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■ 所属学会
1. (公社)環境科学会
2. (公社)水環境学会
3. (公社)土木学会
4. (公社)日本下水道協会
5. (公社)農業農村工学会
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その他
■ 委員会・協会等
1. 2013/08~ (公社)日本水環境学会電気化学的技術研究委員会 委員兼幹事
2. 2013/04~2015/03 土木学会環境工学委員会 委員
3. 2011/04~2013/03 土木学会環境工学委員会 委員
4. 2007/04~2009/03 土木学会環境システム委員会 委員兼幹事
5. 2007/04~2009/03 土木学会環境システム委員会論文審査小委員会 委員
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