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    (最終更新日:2024-03-08 14:22:05)
  ノムラ ヤストモ   YASUTOMO NOMURA
  野村 保友
   所属   前橋工科大学  工学部 システム生体工学科
   前橋工科大学大学院  工学研究科 システム生体工学専攻(修士課程)
   前橋工科大学大学院  工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程)
   前橋工科大学  工学部 情報・生命工学群
   職種   教授
プロフィール
■ 現在の専門分野
生体医工学 (キーワード:バイオイメージング) 
■ プロフィール
大学院のときに分光学のイロハを学んで以来、動物実験や培養細胞などさまざまな大きさのサンプルを対象にして、測定してきました。各種生命現象を観察すると、興味が尽きることがありません。
■ 研究室
光診断技術研究室:光を用いた新たな診断技術の可能性を探っています。主に可視光よりも波長の長い近赤外光を利用した光診断法を開発しています。
■ 技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ
(1)生体組織の分光特性(蛍光、吸収、光散乱など)。
(2)バイオプシーサンプルの次世代型光診断法の開発。
(3)光学測定に使われる基礎技術の幅広い応用(例えば幹細胞の特性評価など再生医療や食品分析)。
■ 現在取り組んでいる研究内容
生体に対する負荷が少ない光の無侵襲性を生かした新たな診断技術の開発を行っています。我々の体は、個体を頂点にした階層構造をもち、体を構成する個々の細胞は高度に組織化されており、個体の恒常性を保つために、循環系、内分泌系、神経系などが各細胞へ働きかけることで、細胞レベルで、そして細胞内ではセントラルドグマにしたがって適切に応答します。光を使えば、それぞれの構造を壊さずに観察でき、各階層での生命活動を追跡できるはずです。例えば酸素を運搬する血液ヘモグロビンの色を体外から測定できれば、測定された領域を含む生体組織のエネルギー代謝の変動を評価可能できますし、ラベルされた生体分子のダイナミクスを生細胞内で測定できれば分子間相互作用などを評価できるはずです。特定の疾患の診断に加えて、このような技術の幅広い応用を試みています。
業績
■ 著書・論文歴
1. 2024 論文  Goniometer for Determining Angular Dependence of Light Scattering in Red Blood Cells Based on Monte Carlo Simulation Adv Biomed Eng 13,pp.58-65 (共著) Link
2. 2023/09/11 論文  A working hypothesis visualization method for fNIRS measurements using Monte Carlo simulation MethodsX. 2023 Sep 9:11:102357. doi: 10.1016  (共著) Link
3. 2023/01 論文  Goniometric Examination of Diffuse Reflectance of a Skin Phantom in the Wavelength Range from 400 to 1600 nm Adv Biomed Eng 12,pp.108-116 (共著) Link
4. 2022/12 論文  生体医工学シンポジウム2022ベストリサーチアワード受賞論文紹介 生体医工学 60(6),184-185頁 (共著) Link
5. 2022/02 著書  Chapter 7. SWIR Fluorescence and Monte Carlo Modeling of Tissues for Medical Applications SPIE Press Book: Short-Wavelength Infrared Windows for Biomedical Applications pp.229-259 (共著) 
全件表示(39件)
■ 学会発表
1. 2021/12 Monte Carlo modeling of shortwave-infrared fluorescence photon migration in voxelized media for the detection of breast cancer(バイオオプティクス(オンライン))
2. 2021/07 可視・近赤外領域におけるファントムモデルの Hyper-Diffuse Fluorescence Imaging画像の比較(医工学シンポジウム)
3. 2021/07 短波赤外光による早期乳がん検出のための乳房モデルの数値解析―乳房上での励起光走査と蛍光強度分布の変化―(医工学シンポジウム)
4. 2020/12 短波赤外蛍光プローブを用いた早期微小癌検出のためのボクセル化媒質モデルのモンテカルロシミュレーション(生体医工学会関東支部例会)
5. 2020/09 短波赤外蛍光を用いたマウス脳の新規無侵襲血管造影法(生物物理学会年会)
全件表示(19件)
■ 受賞学術賞
1. 2022/09 日本生体医工学会 生体医工学シンポジウム2022 ベストリサーチアワード(菊地君)
2. 2020/12 日本生体医工学会関東支部 若手研究者発表会 優秀論文発表賞 (飯田君)
3. 2009/02 山形大学 医学会学術賞
4. 1992/02 北海道大学・電子科学研究所 松本羽鳥奨学賞
■ 社会における活動
1. 2020/04~ 理化学研究所 生命機能科学研究センター 客員研究員
2. 2020/10 夢ナビ受験相談(10/2,10/23)
3. 2020/09 第58回日本生物物理学会年会(実行委員会、群馬メッセ開催からオンライン開催へ変更)
4. 2020/08 子供科学教室「ペットボトルで虹を作ろう」
5. 2020/05 地域活性化研究事業「近赤外光センシグの真皮層入射角の最適化」
全件表示(10件)
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2022/04~2027/03  短波赤外蛍光を用いた超早期がんの新規無侵襲分子イメージング技術の開発 基盤研究(C)(一般) 
2. 2020/08~  中谷医工計測技術振興財団「新型コロナウイルス感染症対策助成プログラム」 コロナ重症者へのペリスタ式ECMO治療の効率化~有棘赤血球による圧閉度の最適化 教育研究奨励寄付金 
3. 2020/10~2021/03  動物細胞の採取,保存方法の確立 国内共同研究 
4. 2019/07~2020/09  3波長型非侵襲血糖値計の試作と、AI機能を使用した血糖値の定量化技術開発 国内共同研究 
5. 2013/04~  H25寄附-野村-山形大学移管(1351005) 教育研究奨励寄付金 
全件表示(24件)
■ 学歴
1. 北海道大学大学院 理学研究科 化学第二専攻 博士課程単位取得満期退学 理学博士
■ 職歴
1. 2022/04~ 前橋工科大学 工学部 情報・生命工学群 教授
2. 2013/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程) 教授
3. 2011/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 システム生体工学専攻(修士課程) 教授
4. 2009/04~ 前橋工科大学 工学部 システム生体工学科 教授
5. 2004/04~2009/03 山形大学大学院 医学系研究科 生命環境医科学専攻 助教授・准教授
全件表示(10件)
■ 学内役職・委員
1. 2021/04/01~ 前橋工科大学 学生部長
2. 2019/04/01~2021/03/31 前橋工科大学 人間機能実験倫理審査委員長
3. 2015/04/01~2019/03/31 前橋工科大学 研究委員長
4. 2011/04/01~2015/03/31 前橋工科大学 システム生体工学科長
5. 2009/04/01~2011/03/31 前橋工科大学 地域連携推進センター会議委員
■ 所属学会
1. American Physiological Society
2. IEEE
3. Society for Neuroscience
4. 日本生体医工学会
5. 日本生物物理学会
その他
■ ホームページ
   野村研究室