教員情報 - 平川　隆一 | 前橋工科大学

■ 現在の専門分野

水工学　（キーワード：水理学、環境水理学、河川工学、水理、水文学）

■ プロフィール

子供の頃は、田舎での川遊びを楽しんでいました。
現在は、河川や流域で生じている現象の解明に取り組んでいます。
人々が遊びやすく親しみやすい川づくりに貢献することが目標です。

■ 研究室

水工学研究室：地表水や地下水を対象として、水の流動・物質移動・生態系への影響を解明し、人間活動とのバランスのとれた流域環境を研究します。

■ 技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ

洪水流の挙動や河床・河岸変動に関する研究
水辺の自然再生・環境整備を図るための水理学的評価に関する研究

■ 現在取り組んでいる研究内容

現在行っている研究は主に河川・湖沼の流れを対象としたものです。河川・湖沼では河道内構造物や植生の配置変化、潮汐による往復流に基づく流れの三次元構造が一般的に知られています。それらの詳細な情報は、河床変動予測手法の開発や乱流構造の解明にとって有用であると考え、室内実験、現地観測、数値シミュレーションを用いた研究を行ってきました。最近では、平野沿岸部の高潮シミュレーションや、冠水による避難経路問題に取り組んでいます。具体的なテーマは以下の通りです。

（１）水制工を有する流れ場と河床変動に関する研究
（２）植生帯を有する河道における洪水解析
（３）水辺の水環境に関する調査研究
（４）河口域の流動と物質輸送に関する調査研究
（５）ダム建設及び撤去による土砂動態に関する調査研究

■ 著書・論文歴

1.	2024/02	論文	現地調査からみた多々良沼の水質特性 80(16) （共著）
2.	2024/02	論文	堤防を有する複断面蛇行流路における非定常流の流れ構造と乱れ特性土木学会論文集 80(16) （共著）
3.	2024/02	論文	内水氾濫時における避難距離を考慮した避難困難度の検討土木学会論文集 80(16) （共著）
4.	2023/10	論文	令和2年7月球磨川水害において中洲が洪水流に与える影響と治水対策河川技術論文集 29,383-388頁（共著）
5.	2023	論文	Experimental Study on Difficulty of Evacuation During Urban Floods （共著）
6.	2023	論文	Inundation Characteristics of Meandering Rivers in Mountainous Areas in Japan （共著）
7.	2022	論文	Effect of River Improvement on Flow and Sedimentation in ShirakawaRiver, Japan Proceedings of the 6th International Conference of Recent Trends in Environmental Science and Engineering pp.163-1-163-7 （共著）
8.	2022	論文	Flow Pattern and Sediment Transport in the Tojingawa River Estuary Proceedings of the 39th IAHR World Congress pp.2797-2802 （共著）
9.	2022	論文	Hydraulic model experimental study of flooding flows at the Shirakawa river in July 2012 （共著）
10.	2022	論文	内水氾濫時の避難困難度に関する実験的研究土木学会論文集B1（水工学） 78(2),I_1003-I_1008頁（共著）
11.	2022	論文	令和2年7月豪雨における球磨村渡地区の洪水氾濫特性土木学会論文集B1（水工学） 78(2),I_679-I_684頁（共著）
12.	2021	論文	令和2年7月球磨川水害における中洲および橋梁が洪水流に与えた影響土木学会論文集B1（水工学） 77(2),I_445-I_450頁（共著）
13.	2020	論文	FLOW STRUCTURE AND SEDIMENT TRANSPORT IN ESTUARY: A CASE STUDY OF THE TOJINGAWA RIVER, JAPAN Proceedings of the 22nd IAHR-APD Congress 2020 （共著）
14.	2020	論文	Hydraulic model experimental study of flooding flows at the Shirakawa river in July 2012 Proceedings of River Flow 2020 （共著）
15.	2019	論文	2017年7月九州北部豪雨による花月川の洪水氾濫に関する研究土木学会論文集B1（水工学） 75(2),I_1261-I_1226頁（共著）
16.	2019	論文	Effect of River Improvement on Sedimentation in Shirakawa River Proceedings of International Congress on Natural Sciences and Engineering pp.370-381 （共著）
17.	2019	論文	Sediment Transport and Flow Structure in Tojingawa River Estuary RCEM 2019 BOOK OF ABSTRACTS （共著）
18.	2018	論文	CHARACTERISTICS OF PHYSICAL ENVIRONMENT RESPONSES IN THE RIVER TRAINING BY SEDIMENT SUPPLY CONDITION pp.239-246 （共著）
19.	2018	論文	FLOOD CAPACITY OF SHIRAKAWA RIVER AT TATSUDAJINNNAI AREA IN KUMAMOTO PREFECTURE pp.51-57 （共著）
20.	2018	論文	NUMERICAL ANALYSIS OF EFFECT OF BRIDGE ON INUNDATION FLOW IN THE KAGETSU RIVER ON JULY 2017 pp.78-84 （共著）
21.	2018	論文	荒瀬ダムの撤去が直下流域の土砂動態および流れに与えた影響，河川技術論文集 315-320頁（共著）
22.	2018	論文	白川における洪水氾濫と計画河道に関する実験的検討 1525-1530頁（共著）
23.	2017	論文	2012年7月九州北部豪雨による龍田陳内四丁目の白川氾濫に関する数値解析的検討 1249-1254頁（共著）
24.	2017	論文	NUMERICAL ANALYSIS OF INUNDATION FLOW DUE TO HEAVY RAINFALL IN THE SHIRAKAWA RIVER ON JULY 2012 pp.1929-1934 （共著）
25.	2017	論文	水制上流域の流れに及ぼす相対水制高の影響に関する研究 733-738頁（共著）
26.	2016/11	論文	Experimental Study of on Flood Disaster 2012 in the Shirakawa River Proceeding of 12th International Conference on Hydroscience and Engineering （共著）
27.	2016	論文	2012年7月九州北部豪雨による龍田陳内四丁目の白川氾濫に関する数値解析的検討土木学会論文集B1(水工学)，Vol.73，No.4 （共著）
28.	2016	論文	水制上流域の流れに及ぼす相対水制高の影響に関する研究土木学会論文集B1(水工学)，Vol.73，No.4 （共著）
29.	2015/06	論文	INVESTIGATION ON STREAMBED SEDIMENT AND FLOW STRUCTURE IN THE ARASE DAM E-proceedings of the 36th IAHR World Congress （共著）
30.	2015/06	論文	河川上流部での非接触型流速計測法を用いた高水流量観測の実用化河川技術論文集 Vol.21 （共著）
31.	2015/02	論文	半円形に配置された水制工周りの流れ構造に関する実験的研究土木学会論文集B1(水工学) Vol.71(No.4) （共著）
32.	2014/06	論文	INTERACTION BETWEEN STREAMBED SEDIMENT AND FLOW CONFIGURATION ON DOWNSTREAM OF ARASE DAM Proceedings of 10th International Symposium on Ecohydraulics 2014 （共著）
33.	2013/09	論文	Flow Pattern and Suspended Sediment Transport around Spur Dikes along Curved Section Proceedings of 2013 IAHR World Congress （共著）
34.	2013/06	論文	感潮域複断面河道の流動機構と微細土砂動態の解明河川技術論文集 Vol.19 （共著）
35.	2013/02	論文	荒瀬ダム下流域の土砂輸送および流れに関する研究土木学会論文集B1(水工学) Vol.69(No.4) （共著）
36.	2012/09	論文	FLOWS AND SEDIMENT TRANSPORT OVER SAND BAR OF MACROTIDAL ESTUARY IN THE KIKUCHI RIVER Proceeding of 9th International Symposium on Ecohydraulics （共著）
37.	2012/08	論文	単一水制および連続水制の剥離域下流における流れ構造に関する研究土木学会論文集A2分冊(応用力学) Vol.15 （共著）
38.	2012/08	論文	北川の川坂砂州における地形変化と草本植生の相互作用について土木学会論文集A2分冊(応用力学) Vol.15 （共著）
39.	2012/06	論文	Characteristics of Flow and Suspended Sediment Concentration over Sandbar in a Macrotidal Estuary Proceeding of 3rd International Symposium on Shallow Flows （共著）
40.	2012/02	論文	北川における砂州の地形変化と草本植生破壊に関する解析的検討土木学会論文集B1(水工学) Vol.68(No.4) （共著）
41.	2011/11	論文	有明海の懸濁物質輸送シミュレーション土木学会論文集B2(海岸工学) 67(2) （共著）
42.	2011/08	論文	連続水制周辺の河床変動と流れ構造に及ぼす相対水深の影響土木学会論文集A2分冊(応用力学)，Vol.14 Vol.14 （共著）
43.	2011/07	論文	北川の大規模河川改修が川坂地区の砂州地形と流況に及ぼす影響河川技術論文集第17巻（共著）
44.	2011/02	論文	菊池川感潮域に設置された湾曲部水制群が流れと土砂輸送に与える影響水工学論文集第55巻（共著）
45.	2010/09	論文	Flow Pattern and Sediment Transport in the Tidal Estuary Proc. of 8th INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ECOHYDRAULICS 2010 （共著）
46.	2010/06	論文	Flow pattern and sediment transport in the Kikuchi River mouth Proc. Of 6th Int. Symposium on Environmental Hydraulics, CRC Press/Balkema (ISBN 978-0-415-58475-3) （共著）
47.	2010/02	論文	嘉瀬川水害防備林の水理学的特性とその管理水工学論文集第54巻（共著）
48.	2010/02	論文	菊池川河口沿岸域における砂州上の流れおよび潟土動態について水工学論文集第54巻（共著）
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■ 学会発表

1.	2024/03	ハスの消長が多々良沼の水環境に及ぼす影響（第51回土木学会関東支部技術研究発表会）
2.	2024/03	河道中央部の砂州の掘削による水位低減効果（第51回土木学会関東支部技術研究発表会）
3.	2024/03	高水敷拡幅部に設置した乗越堤が河道内の流れに及ぼす影響（第51回土木学会関東支部技術研究発表会）
4.	2024/03	多々良沼における地形変化が水質に及ぼす影響（第51回土木学会関東支部技術研究発表会）
5.	2024/03	超過洪水時における轡塘の水理特性（第51回土木学会関東支部技術研究発表会）
6.	2024/03	堤防を有する複断面蛇行河道の流れ構造（第51回土木学会関東支部技術研究発表会）
7.	2024/03	内水氾濫時における避難困難度の評価手法の考案（第51回土木学会関東支部技術研究発表会）
8.	2024/03	流水型ダムの流木捕捉率に作用する流木長と流量に関する検討（第51回土木学会関東支部技術研究発表会）
9.	2023/03	多々良沼における温度成層と水質特性（第50回土木学会関東支部技術研究発表会，茨城大学）
10.	2023/03	停滞水域における浚渫の影響（第50回土木学会関東支部技術研究発表会，茨城大学）
11.	2023/03	堤防を有する複断面蛇行流路における非定常流の流れ構造と乱れ特性（第50回土木学会関東支部技術研究発表会，茨城大学）
12.	2023/03	内水氾濫を対象とした任意箇所からの避難困難度の検討（第50回土木学会関東支部技術研究発表会，茨城大学）
13.	2023/03	流水型ダムの流木捕捉および水理特性（第50回土木学会関東支部技術研究発表会，茨城大学）
14.	2022/03	ステレオPIVを用いた水制周辺の流れ構造に関する研究（第49回土木学会関東支部技術研究発表会，オンライン）
15.	2022/03	浸水時の避難困難度に関する実験的研究（第49回土木学会関東支部技術研究発表会，オンライン）
16.	2022/03	複断面蛇行流れの堤防越流時における流れ構造に関する研究（第49回土木学会関東支部技術研究発表会，オンライン）
17.	2017/03	2012年7月九州北部豪雨における熊本市龍田陳内四丁目の洪水氾濫解析（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学）
18.	2017/03	ダム撤去による直下流河床変動への影響（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学）
19.	2017/03	河川湾曲部における斜め堰の影響（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学）
20.	2017/03	改良版術前手洗装置によるシャワー水の影響評価（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学）
21.	2017/03	既存のシャワーヘッドと目皿構造の異なる水流に関する実験的研究（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学）
22.	2017/03	群馬県内における生活用水の水需要構造の把握（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学）
23.	2017/03	水制高の違いが流れおよび河床へ与える影響（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学，2017.03）
24.	2017/03	水制直上流における相対水制高の影響に関する研究（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学）
25.	2017/03	前橋市における生活用水の水需要構造の把握（第44回土木学会関東支部技術研究発表会，II-**，埼玉大学）
26.	2016/06	水制上流域の流れにおける水制高の影響（第19 回応用力学シンポジウム，北海道大学，USBメモリ，No. 100176）
27.	2016/06	目皿構造の異なるシャワー流動に関する実験的研究（第19 回応用力学シンポジウム，北海道大学，USBメモリ，No. 100172）
28.	2016/03	九州北部豪雨の白川氾濫解析と避難対策に関する研究（第43回土木学会関東支部技術研究発表会，II-10）
29.	2016/03	群馬県鶴生田川および城沼におけるBODとSSの流下方向変化特性（第43回土木学会関東支部技術研究発表会，II-51）
30.	2016/03	水制上流における主流速の横断分布に及ぼす水制高の影響（第43回土木学会関東支部技術研究発表会，II-83）
31.	2016/03	単一水制周辺における河床変動に及ぼす水制高の効果（第43回土木学会関東支部技術研究発表会，II-11）
32.	2015/09	平成24年7月12日における白川水害の実態解明（第34回日本自然災害学会学術講演会）
33.	2015/09	流水型氾濫形態を有する白川改修河道の治水安全度について（第34回日本自然災害学会学術講演会）
34.	2015/06	水制の向きが流れの抵抗に及ぼす影響（第18回応用力学シンポジウム講演概要集，USBメモリ）
35.	2015/03	水制を有する開水路流れの抵抗特性について（土木学会関東支部第42回技術研究発表会講演概要集，pp.II-16～II-17）
36.	2015/03	利根川上流部における水表面流況観測の試み（土木学会関東支部第42回技術研究発表会講演概要集，pp.II-53～II-54）
37.	2014/05	円形に配置された水制工を用いた流れの制御に関する研究（第17回応用力学シンポジウム講演概要集，pp.87～88）
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■ 学歴

1.

熊本大学大学院自然科学研究科環境共生科学専攻博士課程修了博士（工学）

■ 職歴

1.	2022/04～	前橋工科大学工学部建築・都市・環境工学群准教授
2.	2013/04～	前橋工科大学大学院工学研究科環境・生命工学専攻（博士課程）准教授
3.	2012/04～	前橋工科大学大学院工学研究科建設工学専攻（修士課程）准教授
4.	2012/04～	前橋工科大学工学部社会環境工学科准教授

■ 学内役職・委員

1.	2023/04/01～	前橋工科大学入試委員
2.	2021/04/01～2023/03/31	前橋工科大学学生委員
3.	2019/04/01～2021/03/31	前橋工科大学図書・情報センター委員
4.	2013/04/01～2017/03/31	前橋工科大学教務委員

■ 所属学会

1.		国際水圏環境工学会
2.		土木学会