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    (最終更新日:2024-11-11 12:13:25)
  サガワ タカヒロ   TAKAHIRO SAGAWA
  佐川 孝広
   所属   前橋工科大学  工学部 社会環境工学科
   前橋工科大学大学院  工学研究科 建設工学専攻(修士課程)
   前橋工科大学大学院  工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程)
   前橋工科大学  工学部 建築・都市・環境工学群
   職種   准教授
プロフィール
■ 現在の専門分野
土木材料、施工、建設マネジメント, 構造材料、機能材料 (キーワード:セメント、コンクリート、水和反応) 
■ プロフィール
生まれも育ちも北海道。北海道のセメントメーカーに20年勤務し、2015年より本学に着任しました。元々の大学の専攻は化学系で、社会人博士課程では、資源系の学科でセメント化学を学びました。一見、土木工学と化学はあまり関係がなさそうにも思えますが、諸外国では「建設化学」という学問分野が確立されています。近年の私たちのくらしを取り巻く諸課題は、従来の土木工学の領域では扱いきれない社会科学や種々の環境問題などを包含し、多面的に課題解決に取り組む必要があります。安心・安全で環境にやさしい新しい建設材料・技術をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
■ 研究室
建設材料化学研究室:コンクリート分野での環境負荷低減を志向し、各種混和材料を用いたセメント硬化体の水和反応と硬化特性に関する研究を行います。

【技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ】
コンクリートの高機能・高性能化、コンクリートの環境負荷低減、セメント系材料の水和反応解析
■ 技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ
コンクリートの高機能・高性能化、コンクリートの環境負荷低減、セメント系材料の水和反応解析
■ 現在取り組んでいる研究内容
世界中で水の次に使用されている材料がコンクリートです。コンクリートなしでは、私たちの生活は成り立ちません。重厚長大なコンクリートの性能は、実は珪酸カルシウム水和物(C-S-Hゲル)のナノ構造や組成といった、ミクロな世界で起きている化学反応に支配されています。当研究室では、CO2排出量を大幅に削減可能な混合セメントを主な研究対象とし、セメント系材料の水和反応に立脚した硬化体の物性評価・予測を行うことで、低炭素化社会と高耐久インフラの実現に貢献する研究を行っています。
業績
■ 著書・論文歴
1. 2024/10 論文  高炉スラグ高含有セメントの水和発熱速度に及ぼす養生温度の影響 第49回セメント・コンクリート研究討論会論文報告集  (単著) 
2. 2024/10 論文  膨張材を混和したセメントの水和発熱速度 コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集 24,191-196頁 (単著) 
3. 2024/07 著書  高炉スラグ微粉末を用いたセメントの水和反応の評価 セメント・コンクリート (929),13-18頁 (単著) 
4. 2024/07 論文  スラグ化学組成の異なる高炉セメントの水和発熱速度に及ぼす養生温度の影響 コンクリート工学年次論文集 46(1),121-125頁 (共著) 
5. 2023/10 論文  土木分野におけるジオポリマー技術の実用化推進のための取組み コンクリート工学 61(10),891-898頁 (共著) 
全件表示(96件)
■ 学会発表
1. 2024/05 高炉スラグ高含有セメントの水和発熱速度に及ぼす養生温度の影響(第78回セメント技術大会)
2. 2024/03 けい酸塩系表面含浸材の塗布が各種セメントのスケーリング抵抗性に及ぼす影響(第51回土木学会関東支部技術研究発表会)
3. 2024/03 スラグ化学組成の異なる高炉セメントの水和発熱速度に及ぼす養生温度の影響(第51回土木学会関東支部技術研究発表会)
4. 2024/03 高炉スラグ高含有セメントの水和発熱速度に及ぼす養生温度の影響(第51回土木学会関東支部技術研究発表会)
5. 2024/03 膨張材を混和したセメントの水和発熱速度(第51回土木学会関東支部技術研究発表会)
全件表示(163件)
■ 講師・講演
1. 2024/12 木質バイオマス焼却灰の建設材料への適用-最近の研究開発動向
2. 2024/11 超身近で実はエコでナノテクな コンクリートのはなし
3. 2024/02 産業廃棄物・副産物・未利用資源のセメント・コンクリート分野での利用
4. 2023/12 高炉スラグ微粉末を用いたセメントの水和反応の評価
5. 2023/12 石炭灰・バイオマス焼却灰の建設材料への適用 -最近の研究開発動向
全件表示(27件)
■ 受賞学術賞
1. 2024 日本コンクリート工学会, J. Adv. Concr. Technol. Outstanding Reviewers Award 2024
2. 2022 日本コンクリート工学会, J. Adv. Concr. Technol. Outstanding Reviewers Award 2022
3. 2017 土木学会 土木学会技術賞
4. 2013 日本コンクリート工学会 日本コンクリート工学会賞(論文賞)
5. 2012 日本コンクリート工学会 ACT three outstandin​g papers of the year
全件表示(12件)
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2024/04~2027/03  高炉スラグの潜在水硬性の温度依存性評価 基盤研究(C) 
2. 2023/11~2025/10  温度依存性を考慮した高炉スラグの水和活性評価 競争的資金等の外部資金による研究 
3. 2022/04~2026/03  石灰石骨材コンクリートにおける微細ひび割れの発生制御と高性能化 基盤研究(B) 
4. 2021/04~2024/03  コンクリートに用いる塗布系材料の作用メカニズムと効果の包括的理解 基盤研究(C) 
5. 2020/04~2021/03  低塩基度高炉スラグの利活用を志向した水和反応・耐久性能の評価 競争的資金等の外部資金による研究 
全件表示(11件)
■ 学歴
1. 北海道大学大学院 工学研究科 環境循環システム専攻 博士課程修了 博士(工学)
■ 職歴
1. 2022/04~ 前橋工科大学 工学部 建築・都市・環境工学群 准教授
2. 2015/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 環境・生命工学専攻(博士課程) 准教授
3. 2015/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 建設工学専攻(修士課程) 准教授
4. 2015/04~ 前橋工科大学 工学部 社会環境工学科 准教授
5. 1995/04~2015/03 日鉄セメント(株) 研究員
■ 学内役職・委員
1. 2021/04/01~2023/03/31 前橋工科大学 教務委員
2. 2019/04/01~2021/03/31 前橋工科大学 学生委員
3. 2017/04/01~2019/03/31 前橋工科大学 入試委員
■ 所属学会
1. 土木学会
2. 日本コンクリート工学会
3. 日本セラミックス協会
4. 日本建築学会
5. セメントコンクリート研究会
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■ 資格・免許
1. 2022/07 土木学会フェロー
2. コンクリート主任技士(失効中)
3. コンクリート診断士(失効中)
4. 情報処理技術者初級システムアドミニストレータ
その他
■ 委員会・協会等
1. 2024~2025 セメント協会 セメント・コンクリート論文集編集委員会 委員
2. 2021 土木学会コンクリート委員会 新しいアルカリ活性材料を用いた低炭素社会におけるインフラ構築に関する研究小委員会(233委員会) 幹事
3. 2021~2023 日本コンクリート工学会関東支部執行委員会 幹事
4. 2021~2024 日本学術振興会 R023レジリエントインフラのための次世代建設材料の創成委員会 委員
5. 2020 日本学術振興会 R023レジリエントインフラのための次世代建設材料の創成委員会 シーズニーズ発掘会議 委員
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