イワモト ミユキ
MIYUKI IWAMOTO
岩本 美由紀 所属 看護学部 看護学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03/31 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
標題 | 語りによる看護経験の意味ずけ~臨床の知からの看護観の形成~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 岩本美由紀 |
概要 | 本研究は、看護師が自らのライフストーリーにおける忘れられない経験を語ることの意味を見出すこと、また臨床の知による看護観形成のプロセスを明らかにすることを目的としている。そのため、看護経験10年以上の看護師を対象に、半構造化面接を行い、そのインタビューデータを修正版グラウンデッド・セオリーアプローチにより分析した。その結果、21の概念4つのカテゴリーが生成され、そこから概念図及びストーリーラインを明示した。分析結果より、忘れられない経験は、感情として心に残り、経験による内省化から自己の成長へと繋げていること、また経験を語ることにより、自分が経験した様々な出来事や様々な思いが整理され、関連づけられるという語りの意味が示唆された。そのため、ライフストーリーにおける語りについても着目し、検討を行った。
看護観の形成のプロセスにおいては、過去の経験による内省化との関連だけではなく、実践を通しての学びや人的環境が関与していた。さらに、過去の経験を語る中で、心の中にある潜在化していた大切な看護観が想起されるという面も示唆された。 |