スミヤ エイジ
SUMIYA EIJI
角谷 英治 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/10 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 覚醒ラットの視床内側下核における脳内自己刺激と刺激誘発鎮痛の関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 明治鍼灸医学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | Vol.20,37-50頁 |
著者・共著者 | 村瀬健太郎,角谷英治,岡田薫,川喜田健司,小林和子 |
概要 | 視床内側下核の機能的役割を明らかにするために、無麻酔覚醒下のラットを用い、脳内自己刺激と刺激誘発鎮痛の関連を調べた。内側下核へ刺激電極を慢性留置し、通電による脳内自己刺激の頻度およびtail flick testとformalin testを指標にした刺激誘発鎮痛の有無を調べた。内側下核では脳内自己刺激が認められた(5/11)。その5例中2例でtail flickの潜時の延長が認められ、formalin testによるlicking行動の抑制は5例中4例で認められた。以上の結果から、内側下核は単に痛みの中継核としてだけではなく、脳内自己刺激や刺激誘発鎮痛が生じる部位のあることから、内因性鎮痛抑制系としても機能している可能性が考えられた。以上の研究に対して研究プロトコールの作成、研究の遂行、データ整理等に関与した。 |