タグチ レイナ   TAGUCHI REINA
  田口 玲奈
   所属   鍼灸学部 鍼灸学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006
形態種別 研究論文
標題 慢性疼痛における鍼灸治療の役割と現状
執筆形態 共著
掲載誌名 慢性疼痛
掲載区分国内
巻・号・頁 26(1),57-61頁
著者・共著者 田口玲奈、伊藤和憲、北小路博司
概要 慢性疼痛に対しては薬物療法を中心として神経ブロックや刺激療法、物理療法、心理療法、鍼灸治療などが行われるが、確立された治療法がなく、様々な治療が行われているのが現状である。鍼灸治療に訪れる患者の多くは慢性疼痛患者であり、その中でも侵害受容性疼痛に鍼灸治療はよく用いられている。一方、慢性疼痛の各領域の治療において難渋されている神経因性疼痛や関節リウマチに代表される炎症性疼痛に対しては鍼灸治療の報告が乏しいのが現状であり、その有効性は未だ確立されていない。しかし、動物モデルの研究が先行され詳細な機序が明らかになりつつあることから、今後、鍼灸治療が炎症性疼痛や神経因性疼痛に対しても適応と成る可能性を十分示唆していると考えられる。