カツラ トシキ
桂 敏樹 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 幼児期の子供の食行動と養育環境との関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 京都府立医科大学看護学科紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 35-44頁 |
著者・共著者 | 志澤美保,義村さや香,趙朔,十一元三,星野明子,桂 敏樹 |
概要 | 本研究は、4~6歳の幼児を持つ養育者を対象に、養育環境が子供の食行動に与える影響について検討することを目的とした。
対象は、A県2市において4~6歳の子供1,678人の養育者であった。調査項目は、①子供の基本属性、②養育者による食行動評価、およひ③育児環境指標(Index of Child Care Environment ;ICCE)であった。 有効回答数は766人(有効回答率45.6%)で、あった。養育者の捉える食行動の問題数は、1人平均2.46 ±2.28個、食行動の問題には性差が認められた。因子分析で抽出された食行動の問題3因子「偏食と食事中の行動」 、「食事環境への固執性」、「食べ方の特徴」を用いてICCEの各13項目について性別を共変量として共分散分析を行った。その結果、食行動の問題に影響するICCE項目は因子によって異なっていた。その中で、3因子共通で関連していた項目は「家族で食事する機会」 であった。また、第2因子「食事環境への固執性」と第3因子「食べ方の特徴」では交互作用が認められ、男児にのみ影響があり、食行動に問題が出やすいことが明らかとなった。 |